習性 [海景]
理由があり、
夕暮れに、
とある浜辺にいました。
〔01〕
その先にはもう何も無いという浜辺、
水平線の潔さにそう思わざるを得ません。
〔02〕
水平線の先に何も無いと思えば、
目先のものに目を惹かれます。
〔03〕
そう、
興味のある物には出来るだけ身を寄せ、
心も添えて見つめます。
〔04〕
太陽があればその中に何かを収めようとするのが、
わたくしの習性であります。
*
十数年ぶりに夕陽の染まる海を撮りました。
ある意味駄作だとも感じる写真ですが、
様々な言い訳を考えながら今日の記事を作り上げます。
*
どちらかと言うと、
私は朝陽の方を好むと思い込んでいましたが、
今日の写真を省みると、
やはり今の自分には朝陽の方が、
より豊かな感情を与えられるような気がします。
どのような状況下にあっても、
自分の習性に従い、
感じ入る光景を切り取ることに、
意味があるのだと信じ写真を撮っています。
順応 [海景]
前の出向勤務が満了した日に撮った海の明るさとは違い、
今の心境を表すに相応しい海の表情、
この暗さ加減が私の定めでしょうか。
*
再び出向勤務となりました。
新たな環境、
見ず知らずの人との人間関係に順応しなければなりません。
自分の記事を更新させる事で手一杯となり、
しばらくの間皆様方のブログへの訪問が途絶える事となりそうですが、
そんな事情を察し、
お許し下さるようお願いいたします。
輝波 [海景]
〔01〕
〔02〕
〔03〕
〔04〕
〔05〕
旅の途中、
しばし車を停め海を眺めていました。
本来ならば春はもう少し遠くにあるはずですが、
この日は気温も緩み、
コートなど羽織らずに海を眺めていても寒くはありません。
光と遊びながら波の写真を撮りました。
写真を撮る行為を得ることが出来るだけで、
満ち足りた気分になりました。
*
日曜日は富山へ行ってきました。
いつもなら帰り道も高速道路で帰って来るのですが、
時間に余裕があったこと、
三月にしては暖かで空が晴れていたので、
これまでに通ったことのない海岸線沿いの一般道を気ままに走って帰ることにしました。
道に迷い、
思い掛けず入り込んだ路地で、
富山湾名物の「蛍烏賊」の加工食品を作っている店を見付けました。
店の隣りに小さな工場があり、
そこで様々な加工品を作っているようでした。
車を降り店の中を覗いていると、
訪れた三月一日が蛍烏賊漁の解禁日だそうで、
生の蛍烏賊も売っていましが、
あと一笊分しか残っていないとのこと、
偶然が偶然を呼び最後の一笊を買うことが出来ました。
家に帰り早速蛍烏賊の刺身を作りました。
また、蛍烏賊の黒づくりも一緒に買ったのですが、
これがとても旨かった。
日本酒の肴にうってつけ、
心地よい酔い心地の内に日曜日を締めくくりました。
弥生 [海景]
弥生、
この月で出向契約も終わる。
言わば解放の月。
そう思えば心も少しは軽くなる。
残りの出勤日を数えればあと二十三日。
ようやく先が見えてきたので、
また、様々な事情により、
今月は気持ちを切り替えて遊ぼうと思う。
そんなことで一日の日曜日は早速出掛けてきました。
飛渡 [海景]
ある日、
崖の上から冬の海を眺めていました。
それほど荒ぶれた波ではありません、
厳寒の厳しさにはほど遠く、
容易にカメラを海に向け写真を撮ることが出来ます。
黒い海とと白い波のモノトーンを背景に
一羽の鴎が飛び渡ります。
風に負けぬよう、
冬に負けぬよう、
風に乗り、
飛び渡ります。
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先週末の異常な暖かさ、
雪国に居ながら二月に雪を見る事の出来ない異常気象、
地球の行く末に危惧していましたが、
今日は一変、
本来の雪国の姿となりました。
辺り一面真白な雪景色、
冬の厳しさや辛さを忘れ、
その美しさに心弾みます。
その美しさを写真に収める事は出来ませんが、
こうした美しい風景を見、
感じ取る事に幸せを感じます。
重波 [海景]
日曜日をゆっくりと過ごすことの多いこの頃、
今日の午前中は思いの外晴れていたので、
家の用事が済んだ後には久し振りに散歩に出掛けようと思っていましたが、
午後から天気が崩れ散歩も取り止めにしました。
したがって、午後からは家で何をするでもなく、
怠惰に過ごしてしまいました。
最近行動力が衰えています。
雪が無いのだから足が軽いはずですが、
何だか気持ちが動きません。
体力以上に気力の低下が切実に感じられるようになりました。
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それぞれの記事に付する題名は適当です。
全ての記事を二文字の題名とする決まりとしたので、
一般的には存在しない漢字二文字が並ぶ時もありますが、
写真から感じ取っていただければ幸いです。