春海 [海景]
繰り返し押し寄せる波、
眺めていると切りがありません。
同じようでいて、
一つも同じ波はなく、
決して同じ波が再び姿を現すことはありません。
光の変化も伴って、
色の具合も変わって行きます。
そのような波を、
気に入ったように撮りたいと、
たくさんの写真を撮りました。
前記事の予告通り、
本記事では海原の写真を羅列します。
〔01〕
〔02〕
〔03〕
〔04〕
〔05〕
〔06〕
〔07〕
〔08〕
〔09〕
〔10〕
〔11〕
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〔18〕
〔19〕
〔20〕
一月二日(火) 撮影
気持ちよく撮影しました。
冬の風も冷たく感じませんでした。
この日はカメラ操作の煩わしさを感じ、
手動で焦点を合わせました。
けれども、
自宅に帰って写真を見てみると、
多くの写真が焦点を外した写真で、
その出来の悪さに意気消沈。
撮影している時の高揚した気持ちとは天と地の違い。
撮影した写真への熱も一気に褪めました。
加齢と共に、
身体の様々な機能が低下していますが、
視力の老化と低下は、
撮影時の最大の悩みであります。
と言うことで、
本日の写真の多くが、
焦点が思った所に合っていなかったり、
焦点の甘い写真がありますが、
この場面での想いの記録として、
ブログ記事にしておきます。
表裏 [海景]
前記事と同じ写真で始まりますが、
本記事は緩やかな写真と内容で綴ります。
今回はどうぞ気楽にお付き合い下さい。
〔01〕
前記事の海の写真を撮った日、
実は娘と二人で当てもなく海へ出掛けたのでした。
午後遅くに出掛けた先の海、
太陽に輝く波が美しく、
持ち合わせたコンデジで写真を撮り始めました。
本記事一枚目の写真はその時、
最初に撮った写真です。
露出を切り詰めて撮る海原には、
銀色の粒が輝いていました。
〔02〕
一転、
海を背にして振り返れば、
少し傾き掛けた太陽に照らされて、
明け透けな風景が広がってしました。
海の写真のような暗さは私の心象で、
写真の画面にある黒い色は何処にもありません。
〔03〕
空も海も砂浜も、
光溢れ、
斯様に明るい海辺でした。
被写体に露出を合わせると、
父が撮る写真の印象は微塵もありません。
〔04〕
娘は砂浜で貝殻拾いをするのが初めてで、
砂浜に打ち上げられたたくさんの貝殻を見て興奮気味、
様々な貝殻を見付けては一生懸命拾い集めていました。
〔05〕
そこには様々な色や模様の貝殻がありました。
また、二枚貝や巻き貝と言った形の違いがあり、
その形も、
きれいな形をした貝殻があれば、
欠けてしまったり、
時には穴の開いたかいもあります。
上手い具合に小さな穴の開いた貝を見付けた娘は、
母にネックレスを造るのだと、
穴の開いた貝を一生懸命探していました。
寄せては返す波に洗われ、
元の形を無くした貝殻もあります。
もちろん、貝の種類によって形の違うのもありますが、
時折ガラスの欠片を見付けては、
大発見と大騒ぎをしていました。
久し振りに私も貝殻拾いをしました。
娘と二人で貝殻を拾う時間、
それはささやかではありますが、
貴重でしわせな時間でした。
この時娘は五歳半、
この先こうして過ごす時間はどれくらいあるのでしょうか。
〔06〕
娘との貝殻拾いの時間は、
幸せで貴重な時間だと思いながらも、
この時父は、
輝く海の写真を撮るのに夢中でした。
傍らの娘の事を気遣いながらも、
自分の写真世界に浸っていました。
時折思い付いては娘の写真を撮りました。
けれども最近は、
カメラを向けても普通にポーズを取ることがありません。
〔07〕
ブログの記事として仕上げるには、
貝殻の写真などを撮るべきだったのでしょうが、
気に入るように海の写真を撮る事に夢中で、
そこまで気が回りませんでした。
帰り際に記念写真を撮るため、
カメラに向かってポーズを取るよう促しますが、
相変わらずのオチャラケポーズばかり。
このような写真ばかりが記念写真として残っていきます。
〔08〕
この海辺で最後に撮った写真、
海原の輝きに少し黄金色が混ざり、
吹き抜ける風も少し肌寒くなってきました。
二人で何処へ行くとも告げずに家を出てきていたので、
ビニール袋にたくさん詰まった貝殻を持って家路に着きました。
自宅まで車で三十分ほどの道程、
二人で海や貝殻の事を話していましたが、
静かになったと思ったら、
娘はいつの間にか寝ていました。
娘と二人で貝殻を拾ったのは僅かな時間でしたが、
記憶に残る至福の日曜日となりました。
十月四日(日) 撮影
灯台 [海景]
〔01〕
〔02〕
〔03〕
朝の仕事は捗ります。
一人集中して仕事をすることが出来ます。
窓を開ければ空気も爽やか、
誰も居ないので仕事場の環境を自分に合わせることが出来ます。
出来るだけ空調機に頼ることなく、
窓を開け放ち風を感じることが出来るようにしたいと考えるので、
安易に空調機に頼る方達と共にする環境は、
時には心身辛いときがあります。
早朝出勤の傍ら更新です。
写真生活からも切り離され、
仕事に埋もれる毎日です。
孤独 [海景]
「春の海シリーズ」 その五
そろそろ同じような色合いの海の写真も見飽きたと思うので、
そろそろこのシリーズを閉じようと思います。
十分に春の海を堪能しました。
時間に余裕があるならばもう少し海に居たかったのですが、
その思いは叶わず帰路に着きます。
こうして海を眺めていると、
色んな思いが沸き上がってきます。
旅に出たくなりました。
陽炎 [海景]
春の海シリーズ その四
引き続き砂利浜に居ます。
朝の爽やかな空気の中で見る快感から離れられなくなりました。
〔01〕
凪の海であっても、
所々にざわめく波があります。
〔02〕
沖の漁船は、
まるで海面から浮き上がるように見えるのは、
陽炎の仕業でしょうか、
春の空気が漂う景色でした。
*
朝の海を思うままに眺めました。
朝の浜辺を渡る風は少し肌寒かったのですが、
春の陽差しは温かく、
海に向かう私の背は太陽に正対していましたので、
しばらく立ちつくしていると背中に太陽の温もりが蓄積し、
体ばかりでなく心まで温めてくれます。
こうした景色と陽差しの暖かさに、
私としては珍しく明るい色調、明度の写真となりました。
海岸で心地よく朝の撮影を始めましたが、
運悪くカメラの電池残量が少なくいとの表示に、
急転心が不安定になります。
眼前の景色を楽しむことに集中し、
勝手気ままに写真を撮ってきましたが、
この後は電池との戦いとなってしまいました。
石海 [海景]
毎回ご訪問いただくことの出来ない方のために、
このシリーズを「春の海シリーズ」と命名することにしました。
しばらく海の写真が続きますがお付き合い下さい。
〔01〕
〔02〕
この地の海岸は、
砂浜ではなく砂利の浜でした。
昔は翡翠が採れた海岸と聞いていますが、
こんなに砂利があるならば、
一粒の翡翠を見付けることが出来るのでは無いかと思いました。
こうした砂利浜の波打ち際は水がきれいで、
石ころの色や形を容易に観察することができます。
また、波に浮き蠢く軽い砂利の音に耳を傾ければ、
この眼前の青く光溢れる海の色がより一層鮮やかで、
そして軽やかに目に映します。
春海 [海景]
前記事の続きです。
遠き地での宴から一夜明けました。
宿で普段より随分遅い朝食を済ませ、
帰路に着こうと思いましたが、
海を思えばその地を離れ難く、
夕べ写真を撮った海岸に再び訪れました。
朝の海は爽涼、
春の海は柔らかく、
ささやくような波の音を聞きながら、
ただ立ちつくし海を眺めました。
こうした明るい空の下で海を見つめていると、
何故だかとても幸せな気持ちになりました。
いつもなら、
こうした記事では数枚の写真を一つの記事に綴り、
いくつかの記事でまとめるのですが、
ここしばらく写真を撮る事が出来ないと思われるので、
今日から一記事に写真一枚としてブログを繋げて行きたいと思います。