望雲 [空景]
前記事の話が続きます。
空は晴れ渡っていたけれど、
強風に出掛けるのを躊躇していた日曜日、
結局家人と共に当てもなく、
ただ海上に湧く白い雲の帯を目指して車で出掛けました。
〔01〕
十二月の日本海、
丁度この雲を目にする方向には去年の秋に訪れた佐渡があります。
思いを巡らせれば佐渡の横たわる雲のようにも見えます。
〔02〕
白い雲の下、
水平線との間に見える空の色の怪しさに心惹かれています。
〔03〕
不完全な画角、
それは水平線が傾いているわけですが、
撮影した場所からこの雲を望むと、
水平線がどうしても画面を斜めに横切ることになります。
不適切な補正、
海が黒く潰れてしまっても、
雲の存在感に心惹かれていますし、
私の印象と好みでは、
これくらいがしっくりとする画となります。
無論、撮影後の補正が過度であることは承知しています。