懐古 [港景]
前記事で紹介した港での写真、
今日は言い訳やら、
どうでも良いことを、
誰に頼まれることもないが、
勝手気ままに書き綴ります。
〔01〕
心惹かれる対象が、
この写真の中にいくつか潜んでいます。
そのどこを撮るか考えるのが楽しい時間でもあります。
〔02〕
〔01〕の写真とほとんど同じ構図ですが、
「手前の水たまりを何とかしたい」、
そう思いながらもこの日はしっくり撮ることが出来ませんでした。
微妙な構図ですが、
「どちらがよいのか」という問題ではなく、
自分にとってはどちらも必要な写真です。
〔03〕
視線が心惹かれている対象に集中していきます。
望遠で切り取り、
圧縮された画面にその思いが込められます。
〔04〕
心惹かれる対象の一つ、
「水田たまりと草」、
「輝く物と影になる物」、
私にとって常に持ち続ける写真の根幹。
〔05〕
もう一つの対象は、
「空とタンク」、
そこに一筋の光が降りそそぐ。
〔06〕
空の表情が変化していく、
雲のある日の午後はとにかくその変化が激しい。
待てば待っただけの収穫があるのだが、
この日は家人同行で撮影に為に港に来たわけではないので、
やむを得ず帰路に着く。
〔07〕
こんな空を後にして帰宅。
残念。
*
写真の中に、
嘗てのような光や空気感が写し込めない。
その理由は理解している。
もうあの頃には戻れない。