松本 [旅景]
松本散策 その五
松本と言えば、
やはり「松本城」が定番の観光場所ということで、
既に何度も訪れている松本城ですが、
この日我々一行は松本城を目指して歩きました。
〔01〕
城へ至る緩やかな登り坂を歩いて行くと、
通りの向こう側に小さな松本城があります。
その存在は既に知っていて、
この小さな城を写真に撮る事をこの日楽しみにしていました。
さて、その小さな城に到着してカメラを構えていますと、
中から人が出てきまして、
私がカメラを向けていることに気が付くと、
なんと両手を上げて手を振ってくれるではありませんか。
なんだかうれしくなりまして、
そのお姿を写真に収めさせて頂きました。
こちらは松本城を模した建物で商い営んでおられます。
手を振って頂いた方は店主でいらっしゃるのでしょうか。
シャッターを押してその姿を写真に撮った後、
私は一礼をして本当の松本城へと歩みを進めました。
〔02〕
勝手知った道を松本城へと歩きます。
城郭内へと足を踏み入れると、
「国宝 松本城天守閣」という文字が彫られた堂々たる石が迎えてくれます。
〔03〕
観光ではありますが、
諸事情により天守閣へは上がりませんでした。
城内の写真を撮りたかったのですが、
この日は堀を挟んで遠目に城の写真を撮りました。
〔04〕
この日は同行者が居る為、
写真撮影に集中することができません。
同行者一行から遅れながら、
自分なりの写真を求めてシャッターを押していきます。
〔05〕
城を左へと眺めていきますと、
背景となる南東の空の雲が少し厚く、
写真には向かない空模様でした。
壁面の表情は押し殺し、
空の表情を残しながら写真を撮りました。
〔06〕
複雑な屋根の造り。
古の建築の技術の高さを感じます。
〔07〕
調子を整えて、
まとまりのある写真を撮ろうという意図があったのですが、
なかなかうまく行きません。
〔08〕
偶然に鳩が飛んできました。
もう少し城から離れていたなら良かったけれど、
実はシャッターを押したときには、
鳩の存在を知りませんでした。
〔09〕
この後急に空の雲が消え去り、
青空が広がりました。
鳩も空高く飛んでいます。
〔10〕
定番の観光風記念の一枚を最後に撮り、
松本城を後にします。
〔12〕
帰り際に振り返りもう一枚。
今度訪れたときには思うように写真を撮ることが出来るでしょうか。
〔13〕
更に、
帰り際にあの店の前でまた一枚、
今度は余裕をもって撮影させていただきました。
五月三十一日(日) 撮影
松本城を自分らしい写真で構成することが出来ませんでしたが、
一行七名の家族旅行ですから致し方ありません。
それでも本物の松本城の写真の最初と最後に、
小さな松本城を、
店主のお姿と一緒に撮影できたことは、
それなりにまとめ上げることが出来たと、
自己満足しております。