東京 [旅景]
東京シリーズ 第二編
「築地本願寺」 その一
夏の陽差し照りつける中、
少し歩いただけでも汗ばむ。
久し振りに訪れる築地本願寺、
ある思いがあってその門に向かう歩みは心弾んでいる。
思い深めるため少し歩みを緩め、
その門前に立ちます。
〔01〕
門前と言っても所謂日本の寺院の面影は無く、
普段とは違った思いでその門を潜ります。
〔02〕
夏らしい空に木造では無い本道を仰ぎ見ます。
その本道を見るのか、
背景の空を見つめるのか、
その心に任せ写真を撮ります。
〔03〕
光を抑制した室内にて光を感じます。
自分の心を落ち着かせます。
〔04〕
光の存在は色をしっかりと表現します。
〔05〕
造形を楽しみます。
その美しい形を生み出すための、
時間を惜しまない心を観て取ることが出来ます。
〔06〕
祈りの場に相応しい、
空間と造形の美。
*
日本の寺院とは思えない異質な造り、
それだけに興味沸く「築地本願寺」。
思うようにとることは出来なかったけれど、
心地よい空間に身を置くことが出来ました。