散歩 [水景]
「朝の散歩」 その八
水面の波紋は虫のせいだと分かっていても、
まるで雨が落ちている様そのものの水面をずっと見ていると、
雨が降っているのでは無いかと錯視します。
しばらくすると半袖から露わになった両腕に雨粒が当たった様な気がしました。
空を見上げても雲はあるけれど雨を降らせるほどの雲は見あたりません。
きっと錯覚だろうと思い撮影を続けていましたが、
少量ではありますが本当の雨が降ってきました。
カメラ以外何も持たずに出掛けて来たので、
カメラを雨から守る傘や鞄などありません。
カメラを脇に抱え急ぎ足で家路に着きました。
〔01〕
〔02〕
一昨日の夜から昨日の朝に掛け雨が降りました。
八月に入ったというのにいつまで雨が降るのかと思っていたら、
昨日の朝は仕事前のラジオ体操を終えた八時半頃には、
空が明るくなり晴れてきました。
南東から南西の空には夏を予感させる雲が沸き上がり、
梅雨の終わりを知らせているようでした。
とても印象的な雲でしたが、
仕事中につき写真を撮ることは出来ず、
人目を忍び仕事の手を休めその雲を見つめるのが精一杯でした。
いよいよ夏本番となるのでしょうか。
次回長いことお付き合いいただいている「朝の散歩」シリーズも最終回となる予定です。