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除雪 [冬景]





一月十六日(日) 撮影




玄関01.jpg
〔01〕



前日の土曜日は日中に雪が降りました。
雪と戦いながら一週間の仕事を終え、
晩酌をしながら家族との団らんの夕餉、
一週間の疲れも癒え心温まる一時。

しかし、夕食後に外を見ると、
帰宅して雪を祓った車の屋根上には既に二十センチを超える雪が積もっていて、
心が一気に冷え込む思いでした。

翌朝怖々外を見るとたくさんの雪が積もっていました。
一晩の降雪で五十センチほどの雪が降りました。
車の屋根からボンネット、
ボンネットから地上まで雪が一体となり、
車を動かすことが出来ない状態となりました。
その後除雪車が来て駐車場の出口にたくさんの雪にふさがれ、
家から車を出すことが出来なくなりました。

朝食後除雪をしました。
玄関から道路に向かって駐車場の雪を消します。
雪を人力で投げる場所がないので地下水で雪を消すしかありません。
幸い我が家は九メートル程の打ち抜き井戸で水位の低い真冬でも十分に地下水を得ることが出来ます。
地上に新たに積もった雪は軽く、
密度が小さいので消雪井戸の水ですぐに消すことができますが、
除雪車が掻いていった雪は重く井戸水でも容易に消えてくれません。

並列に二台置いた車を出すことが出来るようにするたの除雪を終えるのに三時間を要しました。
地下水を使って雪を消す除雪が中心だったので、
スコップで雪を掬っては投げるという体を酷使する作業ではなかったものの、
小雪降る中時折吹雪きに晒されながら休みなく三時間の除雪は辛いものがあります。
雪国に生まれ五十回目の冬、
雪国の冬に慣れているものでもこうした除雪作業は年々体力の低下に辛くのし掛かるようになりました。



雪景01.jpg
〔02〕












雪景02.jpg
〔03〕


除雪作業の間、
二度ほど吹雪の合間に青空が僅かな時間広がりました。
休みなく除雪をしていたので、
その青空を眺めることはあっても写真を撮る心の余裕がありませんでした。
玄関先にカメラを置いておけば良かったのですが、
雨具が雪で濡れていてそれを脱いで家の中までカメラを取りにいく気力がありませんでした。

それでも除雪作業が終わりにしたとき、
ちょうど空が晴れていたので裏の田んぼに広がる冬の空を写真に撮りました。

雪が白くならなくても、
自分らしい露出で空の印象を自分の思い通りに撮りました。
除雪で貴重な日曜日が半日潰れた訳ですが、
自宅でありながらもこうして思い通りに写真を撮ることで、
心も少し晴れました。













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