二月 [冬景]
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* 二月二十一日(火) 撮影
** 二月二十二日(水) 撮影
*** 二月二十七日(月) 撮影
**** 二月二十八日(火) 撮影
二月、
雪に埋もれていた記憶も遠くなりました。
*
二月の記事を一つ更新するのを忘れてしまいました。
撮影日毎に記事にすると先に進まないのでまとめて投稿します。
雪中 [冬景]
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二月十九日(日) 撮影
雪待 [冬景]
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十二月十九日(月) 撮影
十二月の暦も半分過ぎれば、
そろそろ雪が降っても良い頃。
雪国で生活する者にとっては、
厄介者の雪で有難くないのでありますが、
その美しい光景を心待ちにしている想いが、
私の心の片隅にある時候であります。
落雪 [冬景]
〔01〕
朝方天気の良い日で、
この年最後の出勤日でした。
いつも通り仕事場に着いた私は、
手前の景色など写真に撮り始めました。
東の空の明るいところを望遠で切り取ろうとカメラを向けると、
自分の居る所は雪が降っていないのに、
少し離れた空には雪が降っているのを撮った写真で気付きました。
〔02〕
自分と空の間のどの辺りで雪が降っているのか分かりません。
オートフォーカスのカメラでは雪にピントを合わせることも困難です。
マニュアルフォーカスに設定している間にも空がどんどん変化していきます。
カメラの操作ももどかしく、
ピントを気にせずとりあえずシャッターを押していきます。
〔03〕
降っているのは雪でしょうか。
その落ちる早さから霰のようにも見えます。
よく見ると暗い空の部分にも雪を見ることが出来ます。
〔04〕
あっという間に太陽は厚い雲に覆われていきます。
次第に雪の降る様を明るい空を背景に見ることは出来なくなりました。
その後まもなく、私の居る場所にも雪が降り始めました。
十二月二十八日(水) 撮影
長年雪国に住み、
長いこと写真を撮りながら、
降り積もった雪の写真を撮ることはあっても、
空を舞う雪を撮るということがあまりありませんでした。
降る雪を撮ることは、
技術的にも難しのですが、
雪の降る中をカメラを持ち出すのが嫌だとか、
雪の降る様をきれいに撮ることが出来る場面に居合わさないなど、
様々な条件が揃わないという言い訳がましい理由の元、
何よりもそうした言い訳を長いことしていた故に、
そう自分の頭に刷り込まれていて、
雪を目にしても心が動かないという現象を引き起こしていたような気がします。
昨年の秋以降、
この場所での定点観察的な撮影で、
普段動かない心に少し刺激を与えられた気がします。
うまく撮ることは出来ませんでしたが、
こうして雪の降る様を写真に撮ることも出来ました。
約半年間、この場所で得た写真は、
その出来栄え以上に朝のわずかな時間の中で、
自然の様々な表情を見ること出来たことが幸せで収穫でした。
既に今はもうその場所に毎朝立つことが出来ないのですから、
この半年間目にした風景は本当に貴重なものであります。
冬来 [冬景]
十二月二十四日(土) 撮影
ついに雪が降りました。
朝起きたら辺り一面銀世界と
景色は劇的に変化を遂げていました。
五十年雪国に住み続け、
見慣れた景色ではありますが、
冬の初めにこうした銀世界を見るにつけ、
やはり心は躍ります。
日本は式がはっきりとした国ですが、
雪国では冬にこの白色を纏う景色があるからこそ、
一層その四季感が深まります。
気象記録としては初雪では無いのかもしれませんが、
この雪が本格的な積雪となりました。
私に取ってはこの雪が大切な記録、
本格的な冬の季節の到来です。
終雪 [冬景]
〔01〕
先ほどまで青一色だった雪肌が、
薄らと紅色を纏い始めました。
〔02〕
畑の畝、
その起伏を柔らかく、
そしていくらか温かみのある色の雪で包んでいます。
〔03〕
横からの光は雪肌の陰影を作ります。
在り来たりな田んぼの起伏の表情を豊かにします。
〔04〕
雪解けの水溜りにもうっすらと雪が残りってました。
その水溜りが輝く位置を求めて歩きます。
〔05〕
暗雲に切れ間が出来ました。
蒼いまま暮れ行くと思われましたが、、
見納めの雪を劇的に印象深い光景に仕立てました。
〔06〕
見上げれば、
夕暮れの空に浮かび上がる枝の影。
〔07〕
雲は流れ空の表情は刻々と変化します。
〔08〕
その空の動きに合わせ、
空と枝の重なり具合を探ります。
〔09〕
空と枝、
その陰影が織りなす光景、
刻々と変化する様は見ていて飽きることがありません。
〔10〕
光の動きは早く、
空は暮れていきます。
〔11〕
雪の感触を踏みしめて歩きます。
また来る冬まで忘れることの無いように。
〔12〕
この足跡は雪への想い。
再び出会う雪の積もる冬まで続いて行きます。
三月二十七日(日) 撮影
いよいよ雪との別離です。
季節はもうすぐそこまで春がやってきている、
三月も終わりの景色です。
この冬綴ってきた「冬景」、
雪景色の写真も今日の記事で終わります。
途中休んだり、
他の記事を挟んでしまい、
最終回の記事は入梅時期となってしまいました。
実際の冬よりも長きに渡り、
「冬景」にお付き合いいただきありがとうございます。
この翌日には雪は消えてしまい、
春の訪れを処々に見ることが出来ました。
仕事も一段落を向かえようやく写真を撮りに出掛ける余裕も出来ました。
出掛けるといっても自宅から数キロで、
撮る写真はいつもと変わらず、
繰り返し同じ被写体を追い続けています。、
次回記事からその写真を記事にしていきます。
随分季節は遅れますが、
お付き合いのほどよろしくお願いします。