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鉄旅 [旅景]



鉄旅


青春18きっぷの旅 三日目 (その二)


氷見線は盲腸線、
故に行き着いた先から戻るには同じ線を辿るしか手立てはなく、
行きに氷見線へと乗り継いだ高岡駅に戻りました。
この乗換駅となる高岡の町を歩くのがこの旅二つ目の目的、
ゆっくりと歩き回る時間がないのは承知の上で、
高岡の町を歩きました。




氷見19.jpg
〔01〕


高岡駅前にカラフルでスタイリッシュな路面電車が停車していました。
これまでに乗った路面電車は東京の都電だけ、
都電以外の路面電車に乗ったことはありません。
地方都市の路面電車というと面電車というと古い車両を思い浮かべますが、
ここ高岡にはこうした電車が走っています。
この近代的な路面電車に乗るのも目的の一つでした。
古い車両も走っているので、
上手くこの新しい車両に乗ることが出来るかどうか心配していましたが、
丁度この新型車両が発車待ちしていたので、
慌ただしく乗り込みました。












氷見22.jpg
〔02〕


たった三駅分ほど走ったところで下車しました。
この日は時間に余裕が無かったので仕方がありません。
下車後走り去る電車を惜しんで写真を撮りました。
以前氷見に行く時に見掛け、
一度この電車に乗りたいという思いが叶いました。












氷見27.jpg
〔03〕


素晴らしい感性で作られた塀、
色々な文様がありそのすべてを写真に収めましたが、
ここではこの写真一枚に留めます。

古い土壁の建物が建ち並ぶ通りを歩きます。
見ごたえのある建物が多く建っていましたが、
その写真を撮らなかった事をこの記事を書いていて気付きました。
旅の記録という写真が少ない私であります。












富山29.jpg
〔04〕


渋い色合いの煉瓦、
強烈に心惹かれいます。












富山33.jpg
〔05〕


白い目地との対比が良いく、
気になって何枚も写真を撮りました。












富山31.jpg
〔06〕


その煉瓦塀に落とす松の影と光。












富山32.jpg
〔07〕


そして青い空と煉瓦塀の対比。
こうした凝った造作に心惹かれます。












富山36.jpg
〔08〕

少し歩いた先に不思議な空間を見つけました。












富山37.jpg
〔09〕


人様の家屋敷、
その玄関先に見つけた光景。












富山39.jpg
〔10〕


設計事務所の玄関先だったようで、
こうした室礼が存在することを理解します。












富山41.jpg
〔11〕


別の町に辿り着きました。
通りに面した家屋の顔に格子が備わった町並みですが、
その記録の写真もなく、
こうした光景を探し歩きます。












富山44.jpg
〔12〕


人家のブロック塀に繁る草と光の滞留。












氷見36.jpg
〔13〕


小さな祠の中を覗き込み、
そっと写します。












富山49.jpg
〔14〕


供えられた菊の花、
この白い花には、
何処で出会っても心許します。












富山50.jpg
〔15〕


川が流氷に埋め尽くされたような光景。












富山53.jpg
〔16〕


歩き疲れて駅に歩みを向ければ、
誰も居ない保育園の下駄箱にも光が落ちているのを見つけ、
何故か心が傾きました。












富山57.jpg
〔17〕


帰りの電車も富山駅で乗り換えが必要で、
家人への土産にと駅ビルの土産物屋でます寿司を買い込み、
僅かな時間を割いて駅そばを啜りました。
「立山」と名の入った蒲鉾浮かぶかけそば、
つゆが思いの他しょっぱく、
ただそのつゆの印象が鮮明に残るそばでした。












氷見39.jpg
〔18〕


直江津まではこの電車に乗りました。
乗るべき車両がこの車両であることを確かめ、
ビールとつまみを買い込みました。

しょっぱいそばのつゆで乾く喉を濡らすのと、
良き旅の余韻に浸るために。

この車両には何度か乗りましたが、
今年の春に姿を消しました。
直江津から糸魚川、富山方面に出掛ける時に何度か乗りましたが、
この日の乗車が最後となり、
良い思い出となりました。



    *



記事の更新が随分間隔が空いてしまいました。
因みにこの青春18きっぷの旅は昨年三月の旅です。

ここの所どうにも自宅でパソコンに向かう時間がありません。
ほぼ一週間に一度の更新となっていますが、
緩やかに記事を更新していきたいとおもいますので、
どうか皆様も気長に立ち寄って下さい。












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コメント 14

icarus

行ってみたい、と思わせる写真ばかりです。
ホント、行ってみたいです。
by icarus (2011-04-18 22:28) 

NsHome

久しぶりに寂光さんらしいお写真を堪能致しました。^^)
by NsHome (2011-04-18 22:56) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

これは・・・・カラフル&スタイリッシュな電車ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2011-04-19 04:40) 

cjlewis

電車、駅まわり以外は、すべて「光」をキーにした構成、さすがです。
いろんな光が、いろんなところを照らし、
いろんなものを浮かび上がらせている様を楽しませていただきました。

お仕事、大変そうですが、ご無理なさいませんように。。。
by cjlewis (2011-04-19 10:45) 

SILENT

そばが何とも言えない郷愁を誘いました
光のドラマ 影の演出 いいですね!
by SILENT (2011-04-19 11:37) 

海を渡る

光と影の写真が素晴しいですね。
旅情を誘う写真ばかりです。
by 海を渡る (2011-04-19 13:11) 

hinami

光と影が美しい^^寂光さんの写真ですね☆
by hinami (2011-04-19 13:13) 

とみっち

暗い部分が明るい部分を引き立てていて
すごく印象的ですね。
格子窓のガラスの模様がすごくいいですね。
by とみっち (2011-04-19 16:44) 

nd502

かまぼこ電車もいつの間にか歴史の彼方へ去っていきましたね。
by nd502 (2011-04-19 21:24) 

aya

光る敷石道がいいですね、寂光さんも好きそう!
氷見線、行きたいんですよ、雨晴海岸で朝陽を撮りたい~。
ずっと憧れています♪
by aya (2011-04-20 21:02) 

gillman

かっこいいトラムですね。
光と影、素晴らしいです。
by gillman (2011-04-21 17:19) 

Lupin

光と影のとらえ方が印象的です^^
素晴らしいです。
by Lupin (2011-04-21 22:32) 

月夜のうずのしゅげ

黒いバックに浮かび上がる映像は、光を強烈に感じさせてくれる写真になるのですね。
by 月夜のうずのしゅげ (2011-04-25 09:18) 

kuni

[03] [12] の写真の釘付けになりました!
by kuni (2011-04-25 21:03) 

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