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番外 [旅景]





 十月二十六日 撮影
 秋の行楽シリーズ 番外編



 秋の行楽シリーズ、
 記事に出来なかった写真、
 記事に採用しなかった写真、
 今回はそうした写真を集めて「番外編」を作りました。
 これで十月二十六日撮影のほとんどの写真をご覧頂く形になります。
 また、ある意味今日の記事でこの秋の行楽の本来の目的がお分かり頂けます。
 そんなことで今回は気を緩めてご覧下さい。





〈青木村・大法寺〉



番外09.jpg
〔01〕

 青木村・大法寺の見返りの塔へ続く道で出会ったお地蔵様。
 色調が上手く調整できず、
 カラーをモノクロに変換して色を無くしました。 









番外14.jpg
〔02〕

 こちらは石像の五百羅漢、
 路傍に立ち並んでいました。
 ここでは花の印象が強く、
 石仏のお顔はつぶれ気味、
 私の場合、これで適正露出です。









番外15.jpg
〔03〕

 前の写真と同じく五百羅漢。
 こちらの石像はお酒好きな故人を偲んで作られたのでしょうか。
 この日杯には落ち葉と賽銭が注がれていました。









番外12.jpg
〔04〕

 塔の写真を撮るのはとても難しいもの、
 今回の旅でも満足に塔を撮ることは出来ませんでした。
 自分が持ち合わせる視覚、
 塔を構成する部材に目を向けました。
 これまでの写真経験から得たモチーフで望んだ一枚、
 残念ながら地面の色が意に合わず、
 この写真もモノクロデータに変換しました。









番外13.jpg
〔05〕

 前の写真と同じアプローチですが、
 撮影位置を変えてみました。
 自分では納得仕切れない写真、
 他の写真との組み合わせもしっくりとせず不採用とした写真です。









番外01.jpg
〔06〕

 実は露出を失敗した写真。
 ここ大法寺での主目的は三重塔、
 けれども上手く塔の写真を撮ることが出来ず、
 数少ない写真をな屋根を影として扱い、
 何とか記事として仕立ててきました。
 結果この写真のような説明的、
 あるいは記録的な写真を選外としましたが、
 今回はその塔と回りの様子をお伝えするために、
 この写真をレタッチして採用しました。

 こうした塔は、
 塔を見たときに美しく見えるよう、
 あえてこうした傾斜地に建てているように思います。
 
 国宝「見返りの塔」
 見返るほどの美しい三重塔、
 その美しさをお伝えする写真の力が無く、
 申し訳ありません。













 〈上田市 別所温泉・安楽寺〉



番外10.jpg
〔07〕

 別所温泉にある安楽寺、
 この日二ヶ所目の目的地は
 国宝の八角三重塔を見ること。
 その塔のある道すがら再び地蔵様と出会いました。
 赤の発色が心象と合わず、
 また、他の写真とも融合せず選外としました。
 








番外07.jpg
〔08〕

 これが八角三重塔です。
 この写真で塔全体を画面に入れず、
 塔の右側を切ったのは、
 供えてある避雷針が写り込むからです。
 この避雷針が塔に対する気持ちが萎えます。
 したがって避雷針を画面から消し去るためこうした構図となりました。
 この塔も三度目の訪問でしたが、
 今回も駄目でした。









番外06.jpg
〔09〕

 塔の写真は露出が難しい。
 本気でこうした塔の写真を撮るならば、
 天候を選ぶこと。
 光を選ぶこと。
 そう容易く足を運ぶことが出来ない場所なので、
 行くと決めたら事前に天候のチェックを行うこと。
 そして何より日々の素行を整え、
 天候という運を身に付けること。
 そうした準備と心が目が必要。
 自分に対しての戒めの言葉。
 











〈上田市・ある山の中〉



上田01.jpg
〔10〕

 この「秋の行楽シリーズ」、
 真の目的は松茸を食べること。
 仕事関係の気の合う人々と松茸を食べるために出掛けたのです。
 昼食は松茸を食しました。

 食した料理は以下の通り、
  ・土瓶蒸し
  ・茶碗蒸し
  ・天ぷら
  ・松茸と鶏のすき焼き風鍋
  ・みそ汁(お変わり自由)
  ・ご飯
 当然全て松茸が入っています。

 松茸はもちろん、
 この写真にある鍋が旨いのです。
 他の店にも行きましたが、
 この店の鍋が旨いので、
 浮気をせずこの店に行くことにしています。
 みそ汁は二杯頂きました。
 腹が膨れたので松茸ご飯は持ち帰りました。


 
 秋の贅沢。
 旨かった。










 〈東御市・海野宿〉



番外02.jpg
〔11〕

 午後からの訪問地は「海野宿」。
 先の記事に採用した写真を撮って神社を撮ったもの。
 実際にはもう少し明るいこの場面、
 私が感応する空間での光を演出しました。
 自分なりの光に写し撮る、
 それが至福の写真時間。
 








番外11.jpg
〔12〕

 車の写真を撮った空き地。
 この空間に三台の車が佇んでいたのです。
 宿場町とは全く異質の空間、
 それだけにこの銀色の車体が強く心に響きます。









番外05.jpg
〔13〕

 説明的にならない程度に
 車の回りを写し込んだ写真。
 この写真も捨て難かったのですが、
 羅列になってしまうのでこの写真は割愛しました。









番外04.jpg
〔14〕

 どうと言うことのない写真です。
 壁の意匠が好きなので、
 あえて番外編で採用しました。
 言葉では説明の出来ない写真、
 極私的な写真です。









番外03.jpg
〔15〕

 この写真は失敗作。
 心と思慮が浅かった写真。
 思うようにこの空間の空気を写し撮ることが出来ませんでした。
 レタッチしてそれらしく体裁を整えてみましたが、
 自分でも居心地の悪さは否定出来ません。
 この番外編では失敗作も露わにいたしてみます。







〈東御市・ヴィラディストガーデン〉



東御01.jpg
〔16〕

 私的な旅ではないので、
 少しはお洒落な所へも立ち寄りました。
 エッセイストの玉村豊男さんが経営するヴィラディストガーデン。
 そこでワインやお茶を飲んでしばし休憩。
 
 







東御02.jpg
〔17〕

 ブログではいつも寺院や墓地、石仏などが多いのですが、
 私もこうした写真を撮るのです。
 








東御03.jpg
〔18〕

 私は久し振りに紅茶を頂きました。
 ダージリンを飲みましたが、
 私好みの深みのある茶ではありませんでしたが、
 気分を和らげる一時を得ました。
 
 











〈おまけ〉




       番外23.jpg
        〔19〕









        番外22.jpg
        〔20〕

        いつもの自画像写真。
        多くを語ることは止めにしましょう。





           秋の行楽シリーズ 終わり









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コメント 6

NsHome

寂光さんが紅茶の写真、確かに意外な気がしますね。
銀色の車体が3つ並んで、何を語っているのでしょう。^^
by NsHome (2008-11-19 00:30) 

Sting

写真の意図と選択理由が深く理解できました。
by Sting (2008-11-19 01:13) 

お茶屋

すっかり堪能させて頂きました☆
by お茶屋 (2008-11-19 08:25) 

unicon

最近、長旅をしない私ですが、堪能させていただきました!
見返りの塔ですか?いいですねぇ。機会があれば是非訪れてみたいものです。
by unicon (2008-11-22 21:19) 

琉那

行楽シリーズ、
とても良いですね。
寂光さんの写真の選択、
興味深いです。

ヴィラディストガーデン、
素敵なところでの
お洒落な写真に
気持ちがやわらかになりました。

すばらしい旅の気分のおすそわけ、
ありがとうございます。
by 琉那 (2008-11-23 06:21) 

SAKANAKANE

こうした、裏話的なコトも、とても興味深いです。
by SAKANAKANE (2008-11-30 04:39) 

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