色が整う [想景]
ひと月ほど前ならば、木々や草花は緑の勢いを感じさせる、新しい命の色でいっぱいだった。今日この頃は、様々な色調だった緑色がすっかり整った。 みな衣替えを済ませ、夏の衣装を纏った。梅雨を迎えれば雨の装いを得て、大人の表情になる。 日々の生活の中で、何気ない変化を見付け、見つめる。そんなありふれた事柄で、私の心は少しだけ豊かになる。そんなささやかな楽しみがたまらない。
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