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光空 [空景]




久し振りにカメラを携えて撮影に出掛けました。
「撮影のために」、
本格的な撮影を目的として出かけるのは本当に久しぶりで、
昨年の五月以来ということになります。

行き先は昔撮影のために通った、
自宅から車で十数分の場所で、
神社と寺院がある場所です。
撮影にために出かけるようになってもう三十年ほどになる場所です。
何故そのれまでにしいて足を運ぶのかというと、
その場所の魅力に惹かれていくいうのであれば恰好が良いのですが、
撮影する場所が他になというのが本当の理由です。

それでも、
仕事や日常から切り離された場所で、
自然に触れあい、
神聖な場所の空気を体の奥深くに吸い込み、
暑さ、寒さ、風と光を感じながら歩く時間はとても貴重です。


仕事に追われ続けたこの一年半、
自然を感じ光を見つめることなどなく、
ただ、ただ慌ただしく時が過ぎ去りました。
目の前の仕事以外にも、
身の回りでは様々なことが起こり、
心労が重なり深まりました。
そのような日常にも一人の時間はありますが、
心が解き放たれる一人の時間はありませんでした。

私にとっての心開かれ静まるとき、
それは、
「在り来たりだけれど慣れ親しんだ場所で写真を撮る」
そのような時間なのです。
大きく重なった仕事の山を越え、
再びそのような時間を作り出していきたいと思います。




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 一月十五日(日) 撮影



最初に立ち寄ったのは神社です。
この朝、
神社には既に人がいました。
参拝のために訪れた人、
観光らしき方、
そして、この日おこなわれる「どんど焼き」の準備のために集まった、
町内会の方々。
珍しく少々騒がしい朝の境内でした。
社殿の前は町内会の方々が作業の前の打ち合わせを行っていたので、
参拝をすませ、
しばらく境内に立ち空を眺めました。

折しも東の空には、
上空の強い風に雲が慌ただしく流れ、
その雲間から太陽が時折顔を出していました。
葉を落とした冬の木立の枝の姿を影にして太陽の光が、
また、その太陽の周り雲がその光に浮かび上がります。

しばらくすると地上にも風が吹き出しました。
冬にも葉を落とさない竹の高い枝先が風に揺れます。
さらさらと、
葉の触れ合う音が、
風の中に僅かに聞こえました。













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