鬱積 [冬景]
昨年の夏から二つ目の大きな仕事を抱え、
その他にも細かな仕事をこなし、
常に頭の中でどれかの仕事のことを考え、
気の休まる時がなくなって早半年を過ぎました。
考えて、
手を動かしても、
中々仕事が片付いていかない。
そのような状況であった為、
年末年始休暇中も、
毎日自宅で何かしらの仕事をしていて、
気持ちが塞がっていた仕事始め前日の夕暮れ近く、
ずっと天気の悪い日が続いた空に、
僅かな晴れ間を見付け、
仕事の手を止め散歩に出掛けました。
〔01〕
休暇最終日の夕暮れ近く、
僅かな晴れ間を見付け、
散歩に出掛けました。
〔02〕
その晴れ間はつかの間との予感に、
傘を携えての散歩です。
僅かな青空が失われない内にと、
やや急ぎ足で歩きます。
〔03〕
写真を始めて数年、
長くても十年位の頃だと思いますが、
冬景色を撮った一枚の写真を切っ掛けに、
一つの印象を心に抱いて写真を撮っています。
この写真もそうした写真。
この日撮った写真で一番好きな写真です。
〔04〕
予感は的中し、
間もなく雨粒が落ちて来ました。
この日はその予感に、
ビニール傘を携えて来ました。
〔05〕
ビニール傘の透明な素材を活用しての写真。
昔は良く雨粒の写真を撮りました。
〔06〕
暗雲の僅かな綻びに、
冬枯れの枝を重ねます。
〔07〕
雲の流れが早く、
刻々と空の表情は変わります。
黒い雲間に浮かび上がるのは、
青い空の白い雲。
〔08〕
その空が、
木々の輪郭を描きます。
〔09〕
冬枯れの木、
命は途切れていないのだろうか。
〔10〕
減退する光、
背中を押されこの場を離れます。
〔11〕
少し歩くと、
強い風が吹き始め、
雨は雪へと変わりました。
〔12〕
程なく黒い池に辿り着きます。
荒天の空と池を囲む木立の影を映した水面、
暗く沈み込んでいます。
〔13〕
荒れてきました。
池の端に建つ物置小屋の壁に体を寄せて、
傘を吹き飛ばされないようカメラを構え、
池の写真を撮ります。
〔14〕
容赦なく風雪が、
水面を、
私の体を叩き付けます。
〔15〕
撮りたいという強い想いがあるわけではないのですが、
何故かこの時、
風雪に負けじと写真を撮りました。
私も何かに心の想いを叩き付けていたような気がします。
〔16〕
池の水鳥に強さを感じました。
彼らはじっとしているわけでは無く、
風雪の中、
悠然と泳いでいました。
〔17〕
傘を差して、
しばらくこうした池の水面を、
そして、鴨たちの戯れを眺めていました。
〔18〕
体が冷えていきますが、
何となく、
訳もなく、
鴨の写真をたくさん撮りました。
〔19〕
絵画的に撮影出来ればとの想いはありましたが、
持ち合わせたカメラはコンパクトカメラで、
しかも、
池の写真を撮り始めたときの風雪で、
レンズが濡れてしまい、
更に寒さで手が震えてしまい、
思うような写真を撮る事が出来ませんでした。
〔20〕
上手く写真を撮る事が出来ない言い訳を考えていると、
風雪が止んできたので、
この池を立ち去りました。
〔21〕
ここ数年通い続けている集落の、
いつもの道筋を辿り一回りして、
家路に着きました。
〔22〕
正月休みはずっと天気が悪かったのですが、
幸い降雪は少なく、
比較的足元は良い正月でした。
〔23〕
休みの間、
晴れたとしても、
年末に母が足を骨折し、
介護をしなければならなかったので、
いずれにせよ出掛けることが出来ず、
また、抱えている仕事をこなすため、
休みの間も毎日自宅で仕事をしていたので、
天候や積雪のことは私に取っては関係の無いことでした。
〔24〕
日暮れ間近、
空に再び僅かな青空と、
仄かな明るみが広がりました。
〔25〕
鬱積を晴らすための夕暮れ散歩、
捗らない仕事を放りだし、
休暇最後に意を決して出掛けて見ましたが、
その心模様を映したような空を眺め、
一層心は沈み込みました。
一月四日(木) 撮影
この後、
緩やかな大雪となりました。
「緩やかな」というのは、
長続きしない降雪で、
累計の降雪量は多くなったものの、
積もっては融ける、
その繰り返しで、
除雪体制の整った当地では、
大きな交通傷害などもほとんど無く、
それほど大きく困るということのない冬でした。
この記事を書き始めたのが約二ヶ月前、
大きな仕事を三つ抱え、
その他にも小さな仕事をいくつかこなしていましたが、
三つ目の仕事のプロジェクトか先週始まり、
更に忙しさが増しまた。
あと一週間ほどで一つの仕事が終わりますが、
二つ目の仕事が佳境を迎えるので、
仕事量は実質減ることがなく、
精神的には今よりきつくなるでしょう。
無事のこの状況を乗り切ることが出来るかどうか、
過去に経験したことのない多忙、
年齢的にも若いときのよりも体力が落ちていて、
体調の悪さも持ち合わせているため、
何とか体を壊さないで乗り切りたいと思っています。
鴨の写真をたくさん撮りました。
〔19〕
絵画的に撮影出来ればとの想いはありましたが、
持ち合わせたカメラはコンパクトカメラで、
しかも、
池の写真を撮り始めたときの風雪で、
レンズが濡れてしまい、
更に寒さで手が震えてしまい、
思うような写真を撮る事が出来ませんでした。
〔20〕
上手く写真を撮る事が出来ない言い訳を考えていると、
風雪が止んできたので、
この池を立ち去りました。
〔21〕
ここ数年通い続けている集落の、
いつもの道筋を辿り一回りして、
家路に着きました。
〔22〕
正月休みはずっと天気が悪かったのですが、
幸い降雪は少なく、
比較的足元は良い正月でした。
〔23〕
休みの間、
晴れたとしても、
年末に母が足を骨折し、
介護をしなければならなかったので、
いずれにせよ出掛けることが出来ず、
また、抱えている仕事をこなすため、
休みの間も毎日自宅で仕事をしていたので、
天候や積雪のことは私に取っては関係の無いことでした。
〔24〕
日暮れ間近、
空に再び僅かな青空と、
仄かな明るみが広がりました。
〔25〕
鬱積を晴らすための夕暮れ散歩、
捗らない仕事を放りだし、
休暇最後に意を決して出掛けて見ましたが、
その心模様を映したような空を眺め、
一層心は沈み込みました。
一月四日(木) 撮影
この後、
緩やかな大雪となりました。
「緩やかな」というのは、
長続きしない降雪で、
累計の降雪量は多くなったものの、
積もっては融ける、
その繰り返しで、
除雪体制の整った当地では、
大きな交通傷害などもほとんど無く、
それほど大きく困るということのない冬でした。
この記事を書き始めたのが約二ヶ月前、
大きな仕事を三つ抱え、
その他にも小さな仕事をいくつかこなしていましたが、
三つ目の仕事のプロジェクトか先週始まり、
更に忙しさが増しまた。
あと一週間ほどで一つの仕事が終わりますが、
二つ目の仕事が佳境を迎えるので、
仕事量は実質減ることがなく、
精神的には今よりきつくなるでしょう。
無事のこの状況を乗り切ることが出来るかどうか、
過去に経験したことのない多忙、
年齢的にも若いときのよりも体力が落ちていて、
体調の悪さも持ち合わせているため、
何とか体を壊さないで乗り切りたいと思っています。