散歩 [歩景]
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一月七日(日) 撮影
新年最初の日曜日。
七日あった年末年始休暇中も、
在宅で途切れ途切れではあったものの、
結局、一日も休むことなく仕事をしました。
年末に母が足の骨を折ってしまい、
その介護もあったため、
遠くに出掛けることも出来ず、
ずっと家の中に居たので、
この日、
夕暮れ迫る頃に一人散歩に出掛けました。
一キロほど歩くと、
よく散歩に出掛ける神社がありました。
境内に足を踏み入れると、
拝殿の中から人の声が聞こえてきます。
その雰囲気を察すると、
氏子が集まって新年会をしているようでした。
参拝をするのが躊躇われましたが、
拝殿に近づくと、
普段は閉じられている神輿殿の扉が開かれていました。
ガラス扉を通さずに神輿を見たことがなかったので、
よい機会だと神輿を見ました。
微弱な光の中で装飾や紙垂が荘厳な輝きを放っていました。
その輝きに心惹かれ、
携えたカメラのISO感度を上げて、
神輿の写真を撮りました。
光は容赦なく減退していきます。
さらに感度を上げます。
画像の発色が次第に滑らかさが失われていきますが、
ぶれるよりはよしとして撮影しました。
その後、歩きが足りないと、
さらに一キロほど歩き、
駅裏の神社を目指して歩きます。
途中ですっかり日が暮れて、
写真を撮ることは諦めました。
辿り着いた神社は、
人影もなく、
初詣で訪れたときは開かれていた拝殿の扉も閉じられ、
ひっそりとしていました。
灯された明かりに少しだけ心に暖かさを頂き、
帰宅の道へと着きました。
年末に母が足の骨を折ってしまい、
その介護もあったため、
遠くに出掛けることも出来ず、
ずっと家の中に居たので、
この日、
夕暮れ迫る頃に一人散歩に出掛けました。
一キロほど歩くと、
よく散歩に出掛ける神社がありました。
境内に足を踏み入れると、
拝殿の中から人の声が聞こえてきます。
その雰囲気を察すると、
氏子が集まって新年会をしているようでした。
参拝をするのが躊躇われましたが、
拝殿に近づくと、
普段は閉じられている神輿殿の扉が開かれていました。
ガラス扉を通さずに神輿を見たことがなかったので、
よい機会だと神輿を見ました。
微弱な光の中で装飾や紙垂が荘厳な輝きを放っていました。
その輝きに心惹かれ、
携えたカメラのISO感度を上げて、
神輿の写真を撮りました。
光は容赦なく減退していきます。
さらに感度を上げます。
画像の発色が次第に滑らかさが失われていきますが、
ぶれるよりはよしとして撮影しました。
その後、歩きが足りないと、
さらに一キロほど歩き、
駅裏の神社を目指して歩きます。
途中ですっかり日が暮れて、
写真を撮ることは諦めました。
辿り着いた神社は、
人影もなく、
初詣で訪れたときは開かれていた拝殿の扉も閉じられ、
ひっそりとしていました。
灯された明かりに少しだけ心に暖かさを頂き、
帰宅の道へと着きました。
冬景 [歩景]
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一月七日(日) 撮影
半年振りに写真を撮りに出かけました。
自宅から歩けばいつもの集落に辿り着く場所です。
この集落にここ数年通って写真を撮っています。
何の特徴のない、
至って普通の景色。
写真の被写体としては何もないところですが、
自分の心情で様々な光景を見せてくれます。
生憎の小雨模様で、
傘を差しての撮影でしたが、
久し振りの撮影で、
写真を撮ることができないとしても、
カメラを携え歩くことが楽しく感じる時間でした。
神社の境内に入ると、
外界の音が木立で遮られ、
静かな空間がありました。
その静けさは、
僅かに積もった雪を踏みしめる、
自分が立てる音が憚られるほどの静寂でした。
この静寂の中に身を置き、
現在の心情で光景と向かい合い、
心情を視覚に映します。
カメラのファインダーを覗き、
自分の心情世界を見つめます。
呼吸を整え、
シャッターを切ります。
その一瞬、
シャッターの音が静寂を壊します。
そして写真は記録されます。