十年
十年前の五月二十六日に最初の記事をアップししてから十年が経ちました。
記事数は千を越えました。
これほど長く続くとは思っていませんでしたが、
訪問して下さる皆様のお陰で、
途切れ途切れではありますが、
十年という長い間更新をしてきました。
ブログを始めた当初は、
日々感じた事や想う事を記録に留めることで、
自身が撮影した写真はその文章に添える程度と考え、
はじめの内はいくつかの記事はそのような形を成していましたが、
毎日記事を更新することを意識し過ぎて、
間もなく単に写真を公開するブログと化してしまいました。
やがて記事更新の間隔も空き、
仕事で手一杯になると一月以上更新が途絶えることも数度あり、
最近は日曜日に週一回の更新が定着してしまいました。
それでもこうしてブログを継続していますと、
自分の撮った写真が記録され、
時折その写真を眺めては、
こんなこともあった、
あんなこともあったと、
思い出しては楽しんでおります。
時折、いつまでこのブログを続けるのかと考えます。
その度に区切りとして、
千記事か、十年を目処にブログを止めようかと考えることもありました。
いつか終わるときが来るのですから、
何かしらの事情で自然消滅も仕方ないかと思う反面、
終わりを告げることなく終わるのは、
こうした稚拙なブログにも、
長く訪れて下さっている方々に失礼になるでしょう。
せめて気の利いた文章の一つも添えたいと思うもの、
そのような文章を書く文才もなく、
少々仕事に追われ二月以上が過ぎてしまいました。
仕事と日課となったウォーキングが生活の主体となり、
ここしばらく自宅のパソコンの電源を入れることもありません。
ブログから離れている生活となっていますが、
体を動かす時間を持つ生活習慣を楽しんでいます。
この十年、
ブログが主体となっていました。
素人ながら写真という趣味に没頭していましたが、
十年前にブログを始めて間もなく、
そのような生活に大きな変化があり、
家族が増えました。
写真を撮る時間は激減しましたが、
その原因は家族ばかりではなく、
歳を取る毎に、
重き責任を負う仕事に就くことによるところが大きく、
趣味に於いては満足は出来ないのですが、
私にとってのこの十年、
人生を共にする家族を得て、
これまでには得ることの出来なかった喜びを手に入れ、
概ね幸せな人生でありました。
今日の写真は、
五月にあった娘の運動会。
小学校に入学して初めての大きな行事でした。
まだ学校にも慣れておらず、
どうなる事かと心配していましたが、
そのような心配は全くなく、
五月の晴天の下、
はつらつと走っていました。
五月の光の中、
娘の姿は輝いていました。
その姿を見つめては、
これまでに得ることの出来なかった喜びが胸の中に溢れてくるのでした。