帰路 [夕景]
昨年末、
久し振りに映画を観に行きました。
地元にある古い映画館は何と今年で105歳、
明治時代に芝居小屋として建てられ、
その後、様々な館主により興行されてきましたが、
私の少年、青年時代は日活ロマンポルノを上映する成人映画館で、
小さな町では前を通るも憚れる映画館でした。
建物の老朽化などにより廃館、取り壊しとなるところ、
市民による支援活動により建物は保存される事になり、
現在、映画館としては日本最古級の建物は、
国の登録有形文化財や近代化産業遺産にも指定されています。
詳しくは下記「高田世界館」のホームページをご覧下さい。
http://takadasekaikan.com/
斯様な映画館ですが、
私は上映復活の前後共に、
この映画館で映画を観たことがありませんでした。
けれども昨年末、
少々気になる映画が上映される事になり、
休日の昼下がりに七年ぶりに映画を観に行きました。
その映画は2014年2月に66歳でに急逝した、
「パコ・デ・ルシア」というフラメンコギタリストの一生を綴った映画、
この映画館からほど近いレコード店で30年ほど前に偶然手にしてから、
ずっと聞いている音楽、
新しい曲を聴くことが出来なくなっても、
恐らく死ぬまで時々は聴き続けるだろうギタリストの映画だったので、
数少ない上映の最終日に観てきました。
映画 灼熱のギタリスト「パコ・デ・ルシア」の公式ホームページ
http://respect-film.co.jp/pacodelucia/
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十二月二十三日(金) 撮影
映画は、
駐車場の問題もあり、
家人に車で送ってもらい観に行きました。
帰りは既に暗くなりかけている時間でしたが、
カメラを携えて出掛けました。
急激に光が失われていく中、
映画の主人公が演奏する熱いフラメンコギターの余韻を抱き、
写真を撮りながら帰りました。