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表裏 [海景]





前記事と同じ写真で始まりますが、
本記事は緩やかな写真と内容で綴ります。
今回はどうぞ気楽にお付き合い下さい。




A 海 73.JPG
〔01〕


前記事の海の写真を撮った日、
実は娘と二人で当てもなく海へ出掛けたのでした。

午後遅くに出掛けた先の海、
太陽に輝く波が美しく、
持ち合わせたコンデジで写真を撮り始めました。
本記事一枚目の写真はその時、
最初に撮った写真です。
露出を切り詰めて撮る海原には、
銀色の粒が輝いていました。












A 貝 05.JPG
〔02〕


一転、
海を背にして振り返れば、
少し傾き掛けた太陽に照らされて、
明け透けな風景が広がってしました。

海の写真のような暗さは私の心象で、
写真の画面にある黒い色は何処にもありません。












A 貝 04.JPG
〔03〕


空も海も砂浜も、
光溢れ、
斯様に明るい海辺でした。

被写体に露出を合わせると、
父が撮る写真の印象は微塵もありません。












A 貝 01.JPG
〔04〕


娘は砂浜で貝殻拾いをするのが初めてで、
砂浜に打ち上げられたたくさんの貝殻を見て興奮気味、
様々な貝殻を見付けては一生懸命拾い集めていました。












A 貝 02.JPG
〔05〕


そこには様々な色や模様の貝殻がありました。
また、二枚貝や巻き貝と言った形の違いがあり、
その形も、
きれいな形をした貝殻があれば、
欠けてしまったり、
時には穴の開いたかいもあります。
上手い具合に小さな穴の開いた貝を見付けた娘は、
母にネックレスを造るのだと、
穴の開いた貝を一生懸命探していました。

寄せては返す波に洗われ、
元の形を無くした貝殻もあります。
もちろん、貝の種類によって形の違うのもありますが、
時折ガラスの欠片を見付けては、
大発見と大騒ぎをしていました。

久し振りに私も貝殻拾いをしました。
娘と二人で貝殻を拾う時間、
それはささやかではありますが、
貴重でしわせな時間でした。
この時娘は五歳半、
この先こうして過ごす時間はどれくらいあるのでしょうか。












A 貝 03.JPG
〔06〕


娘との貝殻拾いの時間は、
幸せで貴重な時間だと思いながらも、
この時父は、
輝く海の写真を撮るのに夢中でした。
傍らの娘の事を気遣いながらも、
自分の写真世界に浸っていました。

時折思い付いては娘の写真を撮りました。
けれども最近は、
カメラを向けても普通にポーズを取ることがありません。












A 貝 06.JPG
〔07〕


ブログの記事として仕上げるには、
貝殻の写真などを撮るべきだったのでしょうが、
気に入るように海の写真を撮る事に夢中で、
そこまで気が回りませんでした。

帰り際に記念写真を撮るため、
カメラに向かってポーズを取るよう促しますが、
相変わらずのオチャラケポーズばかり。
このような写真ばかりが記念写真として残っていきます。












A 海 72.JPG
〔08〕


この海辺で最後に撮った写真、
海原の輝きに少し黄金色が混ざり、
吹き抜ける風も少し肌寒くなってきました。

二人で何処へ行くとも告げずに家を出てきていたので、
ビニール袋にたくさん詰まった貝殻を持って家路に着きました。
自宅まで車で三十分ほどの道程、
二人で海や貝殻の事を話していましたが、
静かになったと思ったら、
娘はいつの間にか寝ていました。
娘と二人で貝殻を拾ったのは僅かな時間でしたが、
記憶に残る至福の日曜日となりました。



十月四日(日) 撮影








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輝海 [海景]




A 海 01.JPG
〔01〕












A 海 02.JPG
〔02〕












A 海 16.JPG
〔03〕












A 海 25.JPG
〔04〕












A 海 29.JPG
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A 海 27.JPG
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A 海 28.JPG
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A 海 33.JPG
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A 海 48.JPG
〔09〕












A 海 46.JPG
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A 海 54.JPG
〔11〕












A 海 53.JPG
〔12〕












A 海 38.JPG
〔13〕












A 海 59.JPG
〔14〕












A 海 58.JPG
〔15〕












A 海 60.JPG
〔16〕












A 海 44.JPG
〔17〕



十月四日(日) 撮影










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感謝 [心景]





A 夕空 01.JPG



十月一日(木) 撮影



平凡な日常にあって、
ふと美しい空と出会う。

出勤前の慌ただしい中、
手を休め一枚の写真を撮る。

食卓の前に空を広く眺める事の出来る掃き出しの窓、
傍らには一台のカメラが常に置いてあり、
気に入った空が広がると写真を撮る。
雑事に追われた生活の中で得るゆとりの時間。
それは私が持ち合わせる小さな幸せ。

空を眺める事の出来る場所に居を構え、
四季様々な空を眺めては、
幸せなひとときを得る。
写真を撮る事により、
空を眺めては美しいと感じる心を持ち合わせたこと、
偶然なこともあれば、
長い人生で身に付いた感性によるものある。

こうしたささやかな幸せに感謝する事を忘れることなく、
これからもこうして空を眺めて生きたい。










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