散歩 [歩景]
五月の散歩 その二十一
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五月十八日(日) 撮影
小さな集落の中を抜ける一本の細い道。
土地の人でなければまず通ることのない道。
その道の先がどうなっているのか気に掛かりますが、
緩やかに曲がっていて先の様子を伺う事が出来ません。
この道の入り口辺りを何度か散歩で足を踏み入れていましたが、
この日はもう少し深くまで足を踏み入れました。
曲がり角の手前には小さな竹林がありました。
その竹の葉が西日に照らされ柔らかく浮かび上がっていました。
目と心はその竹林に惹かれ歩みを進めました。
竹林に辿り着くと、
道の行き着く先まで見渡す事が出来ました。
なんと言うことのない道が、
ただまっすぐに伸び、
通りに突き当たっていただけでした。
期待していた好奇心が一瞬にして消え去ってしまい、
その道を先に歩くのは止めました。
曲がり角を引き返しながら、
順光の木漏れ日に照らされた小さな景色を撮影しました。
*
昨日の土曜日は休暇を取りました。
仕事が順調に進み、
先の目処がついたことと、
町内会の夏祭りがあったこと、
何より庭の草が梅雨の雨に伸びきっていたので、
その草刈りをするのが主たる目的でした。
休暇を取ったものの、
生憎の雨と雷。
午前中は様子を見て過ごし、
昼食後雨が上がったので、
慌てて準備をして草刈りをしました。
時折小雨が降ったので、
雨具を着ての草刈り、
気温は低いものの雨具の中は汗びっしょり、
それでも、時折吹き渡る風が涼しかったのが、
せめてもの救い。
なんとか二時間で作業を終えました。
シャワーを浴びて三十分ほどの昼寝をして、
これまた慌ただしく町内会の夏祭りへと出掛けました。
こちらも生憎時折雨に降られ、
公園にシートを敷くことが出来ず、
狭いテントの中にあるベンチに座り、
片手に生ビールを掴み、
つまみは膝の上に乗せるスタイルでの飲食、
くつろぐ事は出来ませんでしたが、
安価で飲んで食べ、
八月唯一の休日が終わりました。