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狐影 [旅景]





A品川神社18.JPG
〔01〕












A品川神社19.JPG
〔02〕



十一月十七日(日) 撮影



背景は朝陽に照らされた地面、
その中に稲荷社の狐を落として撮影しようと試みました。
けれどもその地面には、
周囲にある何かの影も落ちていました。
その影はちょうど狐の口元にあり、
二つの影を引き離そうと立ち位置を変えてみましたが、
上手く行きませんでした。

それでもこの光景が気に入りましたので、
数枚の写真を撮りました。

狐の表情は求めません。
狐は影にすることは考えなくても決まっていました。
前の記事で書いたような露出の迷いは、
この場面ではありませんでした。













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色景 [旅景]





A品川神社15.JPG
〔01〕












A品川神社16.JPG
〔02〕



十一月十七日(日) 撮影



こうした場面での露出には困るものです。
鳥居の赤と、
手前の植物の緑、
一枚では私の手に負えず、
二枚の写真としました。












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紙垂 [旅景]





A品川神社12.JPG



十一月十七日(日) 撮影



神社などに行っては、
飽きもせず同じものを撮っている。

好きなものを好きなように撮る。

ただそれだけの事だけど、
心底うれしい。



    *



それにしてもこの「紙垂」、
その形といい、
その色といい、
どのように撮っても絵になる気がする。
特にその紙の色は、
強い光が当たれば白く輝き、
また、沈み込んだ光の中でも、
神社の薄暗い空間に浮き立つ。
その白さに魅せられ、
この朝にも紙垂の写真を撮った次第です。












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水鉢 [旅景]





A品川神社14.JPG
〔01〕












A品川神社13.JPG
〔02〕



十一月十七日(日) 撮影



神社にある手水鉢、
鳥居や紙垂のように、
その手水鉢を覗き込んでは、
写真を撮ってしまう癖があります。



    *



モノクロフィルムで撮った事がありませんが、
カラーでモノクロ写真を撮る事が出来たらなどと、
考える事があります。











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陰影 [旅景]





A品川神社22.JPG



十一月十七日(日) 撮影



光りの当たったところに、
その鮮やかな色がありますが、
陰影があるから、
その色も引き立ちます。

光と影があり、
写真があります。

写真のある人生に感謝します。










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小景 [旅景]





B品川神社01.JPG



十一月十七日(日) 撮影



石で出来た水鉢。
その小さな水面に映った空と木立。
強い光りの存在に浮き立つ景色が好き、
そうした写真を好んで撮りますが、
こうした何気なく、
小さな景色を見るのも好きです。










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光削 [旅景]





A品川神社07.JPG



十一月十七日(日) 撮影



視野を狭め、
対象を定める。

一点を凝視し、
光を削ぎ落とす。











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葉影 [旅景]





A品川神社05.JPG



十一月十七日(日) 撮影



朝陽に艶やかな落ち葉の色が浮かび上がります。
この艶やかな色に目を惹かれますが、
右手にある少し細長い葉の影に心惹かれました。


神社仏閣で写真を撮る時、
出来るだけ音を立てないよう、
静かに写真を撮るよう心掛けます。
無駄な音で空気を震わせてはいけません。
心を静めることで、
見えて来る光景があります。











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一葉 [旅景]






A品川神社04.JPG



十一月十七日(日) 撮影



好きな場所で一人、
好きな被写体を探して写真を撮る。
ただそれだけのことですが、
私にとってはその行為とその時間が、
何よりも嬉しい事であります。











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富士 [旅景]





A品川神社03.JPG



十一月十七日(日) 撮影



品川神社、
現在は第一京浜道路が目の前を、
多くの車が往来し、
正月には箱根駅伝の選手たちも駆け抜けて行きますが、
江戸時代には第一京浜道路のもう少し海側に東海道があり、
東海道の向こう側には江戸前の海が広がっていました。

此所には富士塚があります。
江戸時代に広がった富士山信仰、
江戸庶民も多く富士山へ足を運んだそうですが、
当時富士山ンは女人禁制、
また、諸事情で富士山へ行く事のできない人のために造られた富士塚、
現在の東京以外でも多く造られていました。

私がこの富士塚を知ったのは、
広重の浮世絵「名所江戸百景」で、
富士山を模した小さな山を造り、
そこに登山道を設け、
山頂には浅間神社を祀り、
富士山登山をして詣でるというもの、
滑稽な面もあるのですが、
興味を惹かれ、
いつかは現存している富士塚に行って見たいと思っていました。

一年前にここ品川神社を訪れたのは偶然でした。
富士塚の存在はもちろん、
どのような謂れがあり、
どのような神社なのか全く知りませんでしたが、
北品川辺りの旧東海道を訪ねてみようかというのが切っ掛けで、
この神社へ私を導いたのです。
思い掛けない富士塚との出会い、
この富士塚を見ることが出来た事は嬉しかったのですが、
その導きの力も感じています。


品川神社にある富士塚の高さは、
十メートルほど、
今日の写真はその登山道から撮りました。
何ということの無い写真です。
今ではこの写真をどのように撮ったのか記憶がありませんが、
恐らく石碑のようなものの間から望む背景のビルの、
その形が富士山の山頂の形を連想させ、
ビルの白い壁面があたかも白い雪のように見え、
石碑の前にある葉が具合よく配置されていたので、
この富士塚に於いて、
自分の富士山を見つけたその姿を撮りました。


長々と富士塚について書きましたが、
この富士塚を説明するような写真は撮っていないので、
皆様にこの場所を写真でご紹介することはできません。
私的写真散歩故、
どうかご容赦下さい。












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