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序章 [社景]





 白山神社 朝景 その一 「序章」




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五月十四日(土) 撮影




休日、
朝の散歩へ五智へと出掛けました。
この朝はよく足を運ぶ寺社へはすぐに向かわず、
少し離れたところにある「白山神社」へ向かいました。
この神社の目の前には名を知らぬ池があります。
この朝は少し強めの風が池を吹き抜けその水面を揺るがし、
池の端に立つ私の体をすり抜けて行きます。
ざわめいたその感にしばらく立ちつくし、
神社の鳥居を潜る前に朝の情景を見ていました。



    *



同じような写真が五枚、
写真の構成としては無意味なのでしょうが、
このシリーズ冒頭にこの五枚を並べたのは「時間」を意図しています。

撮影の為に出掛けた早朝の散歩、
散歩と言いつつ真の目的は神社仏閣を写真に撮ることでした。
撮影場所に到着し、
車を降りると背後にある池の水面を吹き渡る風を肌身に感じ取りました。


五月の風は暑くなく、
かと言って涼しいという感覚とも違い、
まして冷たくもなく風でした。
少し強く引き抜ける風が何か胸騒ぎを感じさせるのでした。

そんな風の吹き渡る池の水面は
日の出直後の低い太陽に煌めいていました。
その煌めきを写真に撮っていると、
太陽の上昇は思いのほか早く、
その水面の表情も見ている内に変化していきます。
池の端に立つ木立に太陽が隠れると水面の煌めきも失われます。
風や太陽が織りなす光景を見つめている時間は僅かではありますが、
それはこれから写真を撮る心を整える貴重な時間となりました。

言葉が先立ちましたが、
残念ながら今日の写真にはその想いを伝える力がありません。
写真ブログの記事では個々の写真を単に見ていただくのも一つの見方ですが、
私としてはこうしたシリーズ記事では並んだ写真から散歩の流れ、
「時間」を辿っていただき何かを感じ取っていただきたいという想いがあります。
いくつかの記事に分かれた写真ですが、
時にはコメント欄を開かずに一つのシリーズを塊として見ていただけると幸いです。












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