悪天 [空景]
国道十八号線を南へ走ります。
〔01〕
行き先ははこの暗雲の向こうに見える山の麓、
目的は家族で水芭蕉を見に行くことでした。
〔02〕
自宅を出発したときは雷も鳴る通り雨で土砂降り、
暗雲に包まれこの悪天の下出掛けるなど無謀と言われても仕方がない天候、
それでも天気予報は回復を予想しているし、
向かう山の方の空は明るく晴れているようなので、
淡い期待を抱き天候との賭けをして自宅を出発しました。
〔03〕
目指す方の空が明るく、
雲の切れ間から青空も顔を覗かせていますが、
まだ厚く暗い雲の下を走ります。
〔04〕
しばらくは走るとその雲も次第に薄くなってきました。
次第に天候は好転しています。
〔05〕
目的地の「いもり池」に到着。
妙高山が悠然とその姿を見せています。
目的地までの中間地点を過ぎたら暗雲から抜け出し、
頭上には青空が広がっていました。
天候との賭けに勝ったと思いました。
〔06〕
晴れたかと思ったのもつかの間、
池の周りを散歩し始めて数分、
距離にして五十メートルほど、
青空から雨粒が落ち始めました。
水芭蕉の写真を撮る間もなく慌てて車に戻ります。
しばらく車の中で雨が止むのを待ちましたが、
風下には再び暗雲が押し寄せて来て、
回復には時間が掛かりそうだったので、
滞在数十分でいもり池を離れ帰路に着きました。
〔07〕
帰る前に一人外に出て空の写真に撮りましたが、
頭上には雨雲が覆い雨粒が落ちています。
結局天候との賭けは悪天に惨敗でした。
五月一日(日) 撮影
前記事の写真から少し遡っての今日の写真、
五月連休初日に家族で出掛けた時の写真です。
神社の重い写真が続いたので気分転換にと思いましたが、
今日も重い写真になってしまいました。
何を撮っても重くなってしまうのが私の写真です。