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散歩 [朝景]





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〔01〕


その朝、
穏やかな海面を低く朝霧が漂っていました。












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〔02〕


その霧が立ち上り、
太陽を包み込んでいました。












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〔03〕


霧が薄くなり、
暖かな色合に太陽が染まります。












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〔04〕


空を飛ぶ鳥の姿が、
太陽の中に溶け込んでいきます。











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〔05〕


霧が晴れ、
力強く朝陽が差し込みます。












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〔06〕


朝日の熱に朝露が緩み、
衣を流れ落ちます。












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〔07〕


親鸞聖人像も朝陽を見つめていました。












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〔08〕


笠の陰が深く、
その眼は見えずとも、
見つめる視線の先を感じ取ります。












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〔09〕


杖に掛けた念珠には信者の願いが籠もります。












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〔10〕


御堂へと続く石畳を振り返り、
その輝きを見つめます。












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〔11〕


庭木の花が落ち作り出す意匠、
踏まぬようそっと歩きます。












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〔12〕


空に描かれる雲と樹の陰。











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〔13〕


枝葉の陰は迷い無く、
雲の陰の縁取りは階調が豊かです。












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〔14〕


海霧は晴れましたが、
階上は晴れず雲が重なり薄い陰影を作っていました。
海は相変わらず静かで、
緩やかに朝の時間が流れていきました。



五月八日(日) 撮影



五月の連休、
長い休みの方は連休最後の日曜日、
其の朝写真を撮りに出掛けました。
場所は直江津、
昔、親鸞聖人が流罪で越後に流されたとき、
日本海を船で越後に向かった聖人は、
ここ居多ヶ浜で船から上陸したと伝えられています。

この浜はすぐ背後に崖が控え、
その崖を登ればそこに居多ヶ浜記念館があります。
辺りは「五智」と呼ばれるところで、
近くにある「五智国分寺」など親鸞聖人所縁の寺院があり、
越後國一宮「居多神社」などもあり、
年に何度も足を運ぶ撮影散歩の気に入りの場所です。

居多ヶ浜記念館前の展望台では海を見渡す事が出来ます。
周辺の神社仏閣を眺め歩いた後に、
展望台から眺める日本海はいつも新鮮に目に映り、
心身共に休まる思いがします。

潮を嗅ぎ、
波の音を聞き、
目には映らない遠い日のことを思い描く瞬間がそこにあります。



    *



どうにも仕事が追いつかず、
ここしばらく、早朝出勤、残業が続いています。
五月は仕事も忙しくなる前で余裕がありたくさんの写真を撮りました。
記事にする写真は山ほどあるのですが、
ブログ記事を作る時間がありません。
残念ながら更新が滞りそうです。
夏が終わるまではこの状態が続くので、
嫌いで苦手な夏を乗り切ることが出来るかどうか、
本格的な夏を前に今から不安を抱えています。
皆様のブログへの訪問が疎かになりますがご容赦下さい。












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