鉄旅 [旅景]
鉄旅
青春18きっぷの旅 三日目 (その一)
青春18きっぷ、
これまでの二回分は当てがあって購入したもの、
けれども残りの三回分は明確な計画がありませんでした。
この切符は旅の計画を思案する楽しみがありますが、
なにせ使用期間が定められていますので、
躊躇しているとあっという間にその期限が迫ってきます。
三回目の旅は、
旅先の町歩きと写真撮影に都合の良い天気の良さそうな平日に代休を取り、
この日は氷見へと向かいました。
〔01〕
今回の旅は最寄りの駅ではなく一つとなりの駅から旅立つことにしました。
普段から早起きは得意なので、
苦も無く十分余裕を持って駅に到着、
下りの始発電車が来るまでしばし駅の周りで写真を撮りました。
〔02〕
天気は良かったもののまだ三月、
うっすらと霜が降りていました。
旅立ちの前、
緩やかに時間が過ぎていきます。
〔03〕
一駅先の直江津で富山行きの電車に乗り換えます。
今日はこの先JR西日本の鉄路を辿ります。
〔04〕
この日目指すのは富山県の氷見、
寒ブリときときとの魚で有名な氷見まで昼飯を食べに行くのが目的です。
北陸本線をまずは富山まで行きます。
〔05〕
直江津から富山まで乗ってきた電車、
旅の空と同じような真っ青な車体でした。
〔06〕
富山から高岡まで乗った電車、
北陸線を走る普通列車のカラーリングに青色が多いと気付きましたが、
それは偶然でしょうか。
〔07〕
富山駅は北陸新幹線の駅を建設するための準備が進められていました。
在来線のホームが新たに駅裏側に移設新築されていました。
発車まで時間があったので新しいホームの写真を撮りました。
〔08〕
高岡駅に到着。
ここで氷見線に乗り換えます。
氷見線のホーム主たる北陸本線のホームから離れたところにあり、
ローカル線の雰囲気が漂う木造の古びたホームでした。
この盲腸線を走るのはこのラッピング列車、
私が初めて乗るディーゼルカーがそこにひっそりと佇んでいました。
〔09〕
このラッピングカ車両が目的ではありませんでした。
記憶に残っていない幼少期に乗っているのかもしれませんが、
これまでにディーゼルカーに乗ったことがありません。
そのディーゼルカーに乗ることが出来るので心は期待に膨らんでいました。
〔10〕
大人になった今でも、
運転席を眺めたくなります。
〔11〕
氷見駅から港の市場へ直行します。
春の暖かい陽射しを浴びながら歩きました。
以前氷見を訪れた時に港の片隅にこの食堂があるのを見つけました。
市場の中の食堂ということで興味はありましたが、
その時は既に昼食を済ませていたので、
機会があったならこの食堂で昼飯でも食べてみたいと思っていました。
それはこの旅の目標の一つでした。
〔12〕
もちろんビールを頼みました。
肴に旬のほたるいかを頼もうかと思いましたが、
思いのほか高い値段で断念しました。
ビールを飲みつつ刺身定食を注文しました。
残念ながら私が思い描いていた市場の食堂ではありませんでした。
〔13〕
腹が満たされたので氷見の町へと向かいます。
港の漁船が荷揚げをする岸壁に鳥たちが屯していました。
人の姿はほとんどなく、
鳥たは思いのままに岸壁を占領していました。
〔14〕
二十年ほど前には港でこうした写真をよく撮っていました。
その頃の自分の思い出しながら少し写真を撮りました。
〔15〕
若い頃はこうした被写体に、
足を踏ん張りしっかりとカメラを構え撮っていました。
今ではそうした緊張感もなく、
ただ撮っていくだけです。
〔16〕
こうした露出の写真はその頃既に身に付いていましたが、
今でもしっかりと継承しています。
〔17〕
港を後にして町へと足を向けます。
かつて賑わっていただろう商店街、
湾曲した道路に沿って建つ古い共同ビル、
路線バスの地味な車体の配色と相まって、
古びたこの色合いに心惹かれます。
〔18〕
地方のこうした町に漂う空気を感じながら歩くのが好きです。
一種の匂いというものがありますが、
微妙に町毎にその匂いが違います。
〔19〕
旅先で出会う町の顔、
色々な物を記憶に留めるため写真を撮ります。
〔20〕
私的に興味があり、
記憶に留めたい二齣です。
〔21〕
氷見の町を歩けばいたる所でこうした像に出会います。
私としてはそれほど興味がなくブログ用の一齣です。
〔22〕
興味があるのは神社仏閣で、
港町の神社へ足を踏み入れます。
〔23〕
神社仏閣では飽きもせず同じ被写体を写真に収めます。
〔24〕
これはもう蒐集の域かもしれません。
〔25〕
港町の神社拝殿は、
ひっそりと、そして厳かな空気に包まれていました。
〔26〕
ゆっくり歩きたかったのですが二時間ほどでこの町を後にします。
高岡に戻る列車がゆるゆるとホームに入ってきます。
〔27〕
高岡駅にて。
氷見の旅は終わります。
この日の目的地は二つ。
その一つ目が氷見でした。
二つ目の目的地がここ高岡。
ここ高岡にも目にしたい物がいくつかあります。
そうした高岡の旅の記録は次回にご紹介します。
ビールを飲みつつ刺身定食を注文しました。
残念ながら私が思い描いていた市場の食堂ではありませんでした。
〔13〕
腹が満たされたので氷見の町へと向かいます。
港の漁船が荷揚げをする岸壁に鳥たちが屯していました。
人の姿はほとんどなく、
鳥たは思いのままに岸壁を占領していました。
〔14〕
二十年ほど前には港でこうした写真をよく撮っていました。
その頃の自分の思い出しながら少し写真を撮りました。
〔15〕
若い頃はこうした被写体に、
足を踏ん張りしっかりとカメラを構え撮っていました。
今ではそうした緊張感もなく、
ただ撮っていくだけです。
〔16〕
こうした露出の写真はその頃既に身に付いていましたが、
今でもしっかりと継承しています。
〔17〕
港を後にして町へと足を向けます。
かつて賑わっていただろう商店街、
湾曲した道路に沿って建つ古い共同ビル、
路線バスの地味な車体の配色と相まって、
古びたこの色合いに心惹かれます。
〔18〕
地方のこうした町に漂う空気を感じながら歩くのが好きです。
一種の匂いというものがありますが、
微妙に町毎にその匂いが違います。
〔19〕
旅先で出会う町の顔、
色々な物を記憶に留めるため写真を撮ります。
〔20〕
私的に興味があり、
記憶に留めたい二齣です。
〔21〕
氷見の町を歩けばいたる所でこうした像に出会います。
私としてはそれほど興味がなくブログ用の一齣です。
〔22〕
興味があるのは神社仏閣で、
港町の神社へ足を踏み入れます。
〔23〕
神社仏閣では飽きもせず同じ被写体を写真に収めます。
〔24〕
これはもう蒐集の域かもしれません。
〔25〕
港町の神社拝殿は、
ひっそりと、そして厳かな空気に包まれていました。
〔26〕
ゆっくり歩きたかったのですが二時間ほどでこの町を後にします。
高岡に戻る列車がゆるゆるとホームに入ってきます。
〔27〕
高岡駅にて。
氷見の旅は終わります。
この日の目的地は二つ。
その一つ目が氷見でした。
二つ目の目的地がここ高岡。
ここ高岡にも目にしたい物がいくつかあります。
そうした高岡の旅の記録は次回にご紹介します。