写真 [冬景]
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一月二十二日(土) 撮影
朝出勤するために車に乗り込む。
冬の車内は冷え切っている。
その冷たさに緊張感を強いられる瞬間。
その緊張感は嫌いではない。
こうして車に乗り込んで見る目の前の風景は、
毎日目にしていて見飽きた映像で、
その時点では何の感慨も沸かない事もあるのだが、
季節と時間と気象によるちょっとした光の具合で、
時にフロントガラスに心惹く映像が浮かび上がる。
そうした朝にほんの数十秒の余裕を心に持てば、
カメラを取り出し自分の思いを写真に撮ることが出来る。
さして感慨深いない事かも知れないが、
こうして写真を撮ることで、
その時々の感情を記録することが出来る。
自分でも認識していない心の浮き沈みを、
目にするありふれた光景を撮影する、
その記録の積み重ねの中に自分の心を伺い知る事が出来る。
また、その積み重ねで何かを伺い知ることが出来る。
そこから何かが生まれ、
その記録の積み重ねの中に自分の心を伺い知る事が出来る。
また、その積み重ねで何かを伺い知ることが出来る。
そこから何かが生まれ、
何かを得ることが出来る。
写真を撮る行為は時に言葉や思考を超える事がある。
そうあって欲しいと思いながら今日もありふれた写真を撮る。