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酔足 [酔景]





先週の土曜日、
二年前に一緒に仕事をした仲間と飲みました。
私としては珍しく二駅先の町で飲み、
ローカル線の終電は十時半少し前、
その終電車に乗り最寄駅まで帰り、
自宅まで素面で二十分の道を一人歩いて帰ります。




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〔01〕


今し方この駅に降り立ったが、
既に乗ってきた電車のテールランプは見えなかった。












酔写02.jpg
〔02〕


振り返ればそのレールは闇に繋がっているばかり、
本当のこの先から電車に乗って来たのだろうか。












酔写03.jpg
〔03〕


千鳥足。
側溝にかけられた鉄板の歪のほうがまだしっかりしている。












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〔04〕


何を撮ろうとしたのか自分でも分からない。
何を撮ったのかも思い出すことが出来ない。












酔写05.jpg
〔05〕


冬の雨上がりは寒く、
ただ早く家に帰りたいと思い歩いた事だけは覚えている。












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〔06〕


けれども時々立ち止まって水溜まりなど眺めてみる。












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〔07〕


この足跡の人は千鳥足では無いな。



    *


   
翌日曜は出勤のため深酒はできませんでしたが、
いろいろと話に花が咲き気持ちよく酔いました。
素面で歩けば二十分の道のりを、
千鳥足で写真を撮りながらの帰還で三十分を超えました。
冬の雨上がりの空気は冷たく、
家に着くころには少し酔いも覚め、
翌日まで酒が残ることはありませんでした。
今にして思えば、
この夜の寒さで風邪を引いたのかもしれない、
仲間と飲んだ余韻と悪い後味が残る飲み会となってしまいました。












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