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寂寥 [歩景]





信州 飯山  秋の寺巡り  その十八 (終回)



いよいよこの寺歩きも終わりです。
駐車場へ戻る途中、
往きに立ち寄ったこちらの寺院を再び訪れました。
こちらの寺院は「紅葉寺」と称されているようで、
飯山の観光案内にも紅葉に包まれた山門の写真が載っています。
唯一他の観光客と出会う境内で、
往きにも三組ほどの観光客が訪れていたので、
何だか自分の居場所を確保できず、
足早に先の忠恩寺へと足を向けました。

帰り際に寄ったときには運良く誰も居ず、
西に少し傾いた陽が小さな境内に差し込み、
境内の処々に落ち葉や苔むした石に柔らかくその光を落としていました。
時計は気になりましたが、
少し腰を落ち着けて写真を撮ってしまいました。
思い通りに撮ることは出来ませんでしたが、
楽しみながら撮ることが出来ました。

しばらくすると観光客が近づく声が聞こえてきます。
狭い境内故、
他の人と相まって写真を撮る気にはなれません。
観光客が境内に入る前に、
飯山へ感謝の気持ちを抱きながら寺院を後にしました。




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   六、 浄土真宗 「称念寺」  (紅葉)



こちらの寺院で写真を撮り終えたとき、
今年はこれで秋を撮るのも終わったと感じました。
そう思うと急に寂しくなりました。
空気がとたんに冷たく感じます。
多くの写真を撮ることが出来たにもかかわらず、
何故だか沈み込んだ気持ちのまま飯山を離れました。



    *



全十八回、
本日の記事が最後の回となります。
長いことご覧頂きありがとうございます。
私的な寺巡り、
随分暗く、重い写真を連日並べてしまい、
その上稚拙な言葉を長々と綴ってしまいました。
ご覧頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。












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