惜別 [歩景]
信州 飯山 秋の寺巡り その十七
休日に与えられた時間は僅かで、
そろそろこの墓地を後にする時が来ました。
二時間に満たない寺巡りでしたが、
感情豊かに歩くことができました。
秋の光に恵まれたことに感謝します。
時計を少し気にしながら足早に、
けれどもこの墓地を去りがたく、
心引き戻され手早に写真を撮ります。
〔01〕
墓石に苔むせば、
〔02〕
落とす光に色が浮かび上がり、
〔03〕
供花手向ければ、
〔04〕
戯れる光に姿形を浮かび上がらせる。
〔05〕
この墓地との別れを惜しみ見つめます。
七、 浄土宗 「忠恩寺」 (別離)
この日何もかも上手い具合に働いて、
数多くの感情を与えられました。
同じ時期の同じ時間を選び再びここを訪れても、
同じ光に出会うことは出来ません。
時が流れ私の心が移ろえば、
こうして豊かな感情を得ることができるとも限りません。
それでも再び来ると心の中で言いながら墓地を後にします。
私の背中には力の弱った秋の陽差しがありました。
二時間に満たない寺巡りでしたが、
感情豊かに歩くことができました。
秋の光に恵まれたことに感謝します。
時計を少し気にしながら足早に、
けれどもこの墓地を去りがたく、
心引き戻され手早に写真を撮ります。
〔01〕
墓石に苔むせば、
〔02〕
落とす光に色が浮かび上がり、
〔03〕
供花手向ければ、
〔04〕
戯れる光に姿形を浮かび上がらせる。
〔05〕
この墓地との別れを惜しみ見つめます。
七、 浄土宗 「忠恩寺」 (別離)
この日何もかも上手い具合に働いて、
数多くの感情を与えられました。
同じ時期の同じ時間を選び再びここを訪れても、
同じ光に出会うことは出来ません。
時が流れ私の心が移ろえば、
こうして豊かな感情を得ることができるとも限りません。
それでも再び来ると心の中で言いながら墓地を後にします。
私の背中には力の弱った秋の陽差しがありました。