菊花 [歩景]
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十一月四日 木曜日、
母が昨夜頭痛がして眠れなかったと言うので、
日曜出勤の代休を取り病院へ連れて行きましたが、
特に異常が無いということで安堵して帰宅しました。
急な用事が済んだ後は特に予定もなく、
この日天候が良く暖かい日よりだったので、
市内の寺院で開催されている菊まつりに出掛けました。
そこには丹精に育てられた菊花が飾られ、
立派なものには賞が与えられていました。
その姿はそれぞれの型に整えるべく法則に則り育てられています。
人間が決めた美の基準に適合するよう育てられているのです。
見た目の美しさはあるものの、
いかにも人の手を加えらたとう美で、
花本来の咲く姿とは異質であり、
違和感を覚えました。
*
違和感があるのは私の写真も同じで、
オート専用機のマイナス補正が足らずかなり後処理を施しました。
現実にはもっと明るい色をしていて、
健全な美しいさを持ち合わせた菊の花です。
菊に何の恨みも偏見もありません。
菊は私の一番好きな花ですから。