今朝 [朝景]
ブログの記事はある程度時間を掛けて作る方なので、
現在も下書の記事が六本ほどあります。
今日更新する記事も出来上がっていましたが、
予定を変更して今朝撮った写真で更新します。
デジタル写真の機動性を活かしてのブログ記事、
フィルム時代では考えられなかった事ですね。
〔01〕
昨日急遽日曜出勤が決まりました。
〔02〕
特別早起きをする必要はなかったのですが、
今朝は五時過ぎに目が覚めました。
まだ窓の外は暗く写真など撮ることが出来そうにないと感じました。
〔03〕
必要以上に早く家を出ました。
途中で写真など撮ることを企んでいました。
すぐに東の空に焼けた雲を見つけたので、
電線電柱などの空を遮る物のない場所へ急ぎました。
〔04〕
車を走らせながら背後の西の空の雲も茜色に焼けているのを見つけたので、
まずは西の空を撮りました。
因みに左端の高い山が妙高山、
画面中付近に頂上に朝陽を浴びているのが火打山です。
〔05〕
東の空は灰色の厚い雲が解れ、
そこから朝陽が漏れ雲に光を浴びせています。
〔06〕
しばらく空を眺めていますと、
どんどん空はその明るさを増していきます。
〔07〕
東の空、
様々な色を織りまぜて
〔08〕
南西の空、
段階的に迫ってくる雲があります。
〔09〕
南の空、
写真〔08〕の左側の空模様。
〔10〕
東の空、
写真〔09〕の更に左側の空。
こちらにも段階的な黒い雲が迫ります。
〔11〕
再び南の空。
日曜出勤の朝に、
よい出会いがありました。
皆様にとっても今日一日が良い一日でありますように。
韻影 [寺景]
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前の記事は不意を突く寒さの到来に日常写真を挟みましたが、
再び朝の散歩写真に戻ります。
写真を撮るために、
また、写真を撮る目的以外にもほとんど出掛ける機会もないので、
専ら平凡な日常生活の中で目にする物を写真に撮るばかりです。
ですからしばらくは同じような写真が続きます。
それでもこうしてブログを続けて行きたいと思います。
暗寒 [朝景]
〔01〕
今朝は少し遅めの起床。
布団の温もりが心地よく抜け出すのに少し時間が掛かった。
家の中が冷えている。
天気予報通りに気温が下がった。
慌ただしく階下に降り簡単な朝食を用意、
さて食べようかと窓の外を見ると、
暗い空に薄明かりに浮かぶ雲を見つける。
持った箸を置き部屋に常備置いているカメラで撮影。
これから冬に向かいこうした空の広がる日が増える。
雪国に長く住んでいてこうした空をもう何十年も見ているが、
私はこうした空が嫌いではない。
それは写真を撮るようになってから得た楽しみでもある。
〔02〕
起き掛けは昨日からずっと降り続いた雨も上がっていた。
昨日はよく雨が降り、
雨音が嫌いではない方だけれど、
さすがに気が沈んだ。
今朝は布団から抜け出すのが遅れたお陰で、
考えていた時間より遅れて家を出た。
その焦りで少し慌ただしい運転となる。
途中から雨が降り出す。
更に心も少し慌ただしくなる。
そんな中で何故か写真を撮ろうかと思う。
慌ただしい状況の中でそう思うのはどうしたことだろう。
赤信号に捕まる。
慌ただしく鞄からカメラを取り出す。
ちょうど台車を押した男が横断歩道を渡る。
露出とフレーミングをと整える余裕はなく、
とにかくシャッターを切る。
〔03〕
その後信号が青に変わるまでにもう一枚シャッターを切るのが精一杯。
フロントガラスの雨粒にピントを合わせたかったが合致せず。
慌てていると何もかも上手く行かない。
〔04〕
時間と共に空は明るくならず、
雲に覆われ減光し雨足も少し強まる。
暗く寒い朝のフロントガラスを通して見る空模様。
*
慌ただしい朝の通勤風景。
それは今年一番の冷え込みとなった昨日の朝の出来事です。
見渡す山々はその頂だけでなく、
中腹まで一気に雪を帯びました。
まだ紅葉を見ていない私の目には、
その雪肌の白い色がとてつもなく冷たく感じました。
秋空 [寺景]
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〔08〕
〔09〕
気が付けば既に十月も半分を過ぎました。
今年は紅葉も遅く、
夏の猛暑の影響で、
その色がきれいではないと、
残念な話を聞きました。
今日の写真は冬の印象を重ねて撮った写真。
光の具合、
影の深さ、
空気の冷たさ、
何もかも冬の厳しさがまだ浅いのですが、
どちらかというと紅葉の鮮やかな写真は苦手なので、
色のない秋や冬を撮るのが好きです。
晩秋から冬の写真を少し先取りして撮りました。
言わばそれは冬の準備でもあります。
これから私の好きな季節がやってくる、
枯れゆく秋、
そして空気の厳しくなる冬、
その中には私の密かな喜びが心の奥底の方のある、
そんな写真です。
*
今日の写真は、
前記事で失敗した時のサブ機で撮った写真です。
メモリカードを忘れただけの失敗ではありますが、
小さな失敗でも微妙に心理を揺さぶり、
時に撮影の気持ちが折れることがあります。
この日は幸いにも気持ちが折れることなく、
どうにか自分の写真を撮ることが出来ました。
失敗 [寺景]
前の記事の最後に「とんだ失敗」と書きました。
今日はその失敗談です。
八月から九月に掛けて十七回の記事としてお届けした「素地」シリーズ、
その撮影場所は自宅から五キロほど離れた五智という所、
車に乗って出掛けて行っての撮影散歩地ですが、
私の気に入りの場所で、
ここ二十年近く、
一年を通して足を運んでは撮影しています。
また、このシリーズの写真は全て七月に購入したコンパクトデジカメで撮影しました。
この新しいカメラ、
広角28ミリから望遠300ミリまでのズームレンズを備えているので、
コンパクトでありながら様々な視点で撮影する事が出来ます。
デジタル一眼用のレンズは、
28ミリから135までのズームレンズ一本しか持たない私としては、
この300ミリという望遠と併せて持つマクロ機能がとても魅力的で、
ここしばらくは大方の撮影はこの新しいコンパクトカメラで事足りていました。
と言うことで今後こうした散歩での撮影はには、
このコンパクトカメラをメイン機種と考えていました。
〔01〕
この朝出かける前の晩、
撮影のために早起きが出来ればよいと早めに床に着きました。
夜中雨音を聞いていたので、
翌朝の撮影は半分諦めていたのですが、
目が覚めて外を見てみますと雨は降っていませんでした。
雨の上がった空には黒い雲が諸処にありましたが、
東の空にはその雲間から明るい空も顔を覗かせていました。
空はゆっくりと明るさを増していきます。
そんな空を眺めながら写真を撮りました。
そうしている内に雨露に濡れた被写体を探すのも良いか、
そんな気持ちがわいてきまして、
そう思うといてもたってもいられず、
コンパクトカメラを携えて家を後にしました。
〔02〕
さて、目的地に着き、
いつも通りの手順を踏み通い慣れた寺院の境内へと足を踏み入れます。
この日薄曇りにまだ十分な明るさを得ない景色の中に被写体を探します。
残念ながら思ったほど雨の滴はなく、
しっとりとした感覚はありません。
それでもいつも通りに歩きながら写真を撮り始めました。
そして写真を数枚撮ったところで、
突然カメラのモニタにメモリの容量がいっぱいになったという表示が現れました。
その文字を見た瞬間、
昨夜メモリのデータを移そうとカードをカメラから抜いた事を瞬時に思い出しました。
けれどもコンパクトカメラには内蔵メモリがあります。
その内蔵メモリに空きがあれば撮影は出来るのですが、
運悪く出掛ける前に家で空の撮影をしていたので、
そのデータで多くのメモリが使われていて、
ほとんど空きが無かったのです。
とりあえずモニタを見ながら不要と思われるカットを削除しようとしましたが、
微妙な時間帯の撮影だったので段階露光をしていたので、
モニタ画面ではどのカットを削除すればよいのか見分けることが出来ません。
削除すべき画像を絞り込むことが出来ないので、
どれほどの容量を確保できたのかわかりません。
メモリにしろ電池にしろ残量を気にしての撮影では落ち着いて撮影することが出来ません。
一枚のメモリで十分と踏んでいたので予備のカードも持ち合わせていません。
これではこの朝の撮影を諦めざるを得ない、
そんな状況でした。
きっと近くのコンビニでも飛び込めば、
メモリカードを手に入れる事が出来るとも思いましたが、
朝の光は刻々と変化していくので、
その時間が惜しまれ再び車を走らせることは出来ません。
〔03〕
絶望的。
〔04〕
しかし、幸運にもこの朝、
サブ機としてデジタル一眼を持ってきていたのです。
出掛ける間際までそんな気は無かったのですが、
何故だかこのカメラを持ってきていたのです。
こちのサブ機にはしっかりとカードが入っていました。
メイン機とサブ機、
この朝入れ替わっていたならばどうなっていたでしょう。
きっと一眼の機動性、写りなどを求めていたならば、
気落ちして撮影に集中する事が出来なかったかもしれません。
けれどもこの日は普通とはまるで反対の気持ちで出掛けていたので、
それほど気落ちすることなく撮影することが出来ました。
他愛ない出来事に長々とここまで読んでいただいた結果、
皆さんが来した結末に至らずスミマセンでした。
*
今日の記事の写真はメイン機のコンパクトカメラで撮った写真、
結局このカメラではこの程度しか撮ることが出来ませんでした。
サブ機でとった写真はこの後の記事でご紹介いたします。
暗空 [朝景]
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〔02〕
〔03〕
〔04〕
〔05〕
雨が心配された日曜の朝でしたが、
静かな朝でした。
早く目が覚めたので、
しばらく窓辺で明るくなる空を眺めていました。
空を眺めていたら写真を撮りたくなりました。
この後カメラを携え、
いつもの散歩道へと出掛けました。
そしてとんだ失敗をするのでした。
帰路 [酔景]
一週間ほど前のとある日、
仕事の関係者から声が掛り、
久しぶりに夜の盛り場へ繰り出しました。
美味い肴に好物のビールを飲み楽しみました。
気心の知れた仲間との飲み会でその一時を楽しく過ごし、
皆満足してそれぞれの家路に着きましたが、
私にはもう一つの楽しみがありました。
幸いにもその日は天気がよく、
秋の夜風もさほど冷えてはおらず、
酔い覚ましには心地よい空気の中歩いて帰ります。
普通に歩けば二十五分ほど掛かる道程を、
夜の暗闇の中で写真を撮りながらゆっくりと、
四十分ほど掛けて歩いて帰りました。
現在写真を撮りに出掛けるのは日曜朝の散歩程度、
撮影のために遠くへ出掛ける事が出来ないので、
こうした撮影も私にとっては貴重な時間で、
楽しい時間でもあります。
〔01〕
自転車たちの寝床。
〔02〕
囁くような会話も途切れ、
夜の静寂。
〔03〕
家路を急ぐ理由などない。
したがって腰を落ち着け踏切のど真ん中で写真を撮る。
〔04〕
ここは「寺町」、
文字通り寺がたくさんあり、
嫌でも寺の前を通る。
〔05〕
いつもなら通り過ぎる路傍に視線を落とす。
〔06〕
そして見上げる。
〔07〕
暗闇の中に一台の車に目をつけ。
〔08〕
その屋根の夜露に秋を知る。
〔09〕
明るい場所、
〔10〕
電燈の下に現れる。
〔11〕
整然と、
静粛に、
〔12〕
夜は更け、
〔13〕
それぞれの夜、
それぞれの眠り。