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夜具 [朝景]





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 一昨日の朝、
 冷え込みに押入から毛布を一枚出しました。
 これで朝の寒さにも大丈夫と、
 昨夜は安堵して寝ましたが、
 深夜、その毛布の重さに目が覚めました。

 体はこの夏の暑さをまだ覚えているが、
 そのくせ冬支度の夜具の重さを忘れている。
 思わぬ体の反応にひとり苦笑して、
 また寝るのでありました。











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終夏 [空景]






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〔01〕












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〔02〕












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〔03〕


九月十日 朝 撮影


 夏の猛暑にも翳りを見せ始めた頃の空、
 夏と秋の間の微妙な空模様。












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気象 [夕景]






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あれほどの猛暑が、
今では随分遠くの、
そして懐かしく思えるほどの今日この頃の気温、
九月に入っても厳しい残暑が続き、
いつまであの暑さが続くのかと思いきや、
十日ほど前からめっきり秋らしくなり、
秋彼岸を向かえた今朝は、
通勤する車の暖房を付けたり、
仕事場のエアコンを暖房運転に切り替えるほど急激に気温が下がりました。

何かと最近は急激に変化する天候、
猛暑、ゲリラ豪雨、そして頻繁に発生する雷に竜巻まで、
異常気象を超えた気象の様子を、
日々日本の各地から報道されています。

今年の夏があれほど暑かっただけに、
その反動で向かえる冬が心配です。
そうした嫌な予感を抱きつつ、
雪国に住む私は豪雪にならないことを祈るばかりです。


地球という星は、
これほどまでに熱しやすく、
そして、冷めやすい星になってしまったのでしょうか。











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石蔵 [光景]





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〔01〕


 黒と白に包まれた天井、












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〔02〕


 いつもこうした質感が気になりつつ、












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〔03〕


 床の造りに目を惹かせる光の存在を感じつつ、












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〔04〕


 眼前に「岩の原」という文字を読み取る。












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〔05〕


 消えかけた文字を掲げつつ、












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〔06〕


 石蔵の面構えを固持する。












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 一足踏み込み臨む世界は、












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 際どい光を落とすばかり。











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〔09〕


 凝視する。












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〔10〕


 ただ見続ける。











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〔11〕


 蔵の中の僅かな光を。












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〔12〕

 こちらは場所が変わって隣にある「雪室」、
 今年の猛暑に負けず、
 残った雪の山、
 何やらここではロゼのスパークリングワインが眠っているそうな。



    *



 八月二十八日、二十九日と二日間、
 佐渡の方との交流会で地元の名所を回りました。
 初日最後の訪問場所は岩の原葡萄園、
 市内にあるワインセラーでした。
 ここには何度か訪れてはいますが、
 石蔵の中は光が少なく、
 容易に写真を撮ることはできません。
 何故だか石蔵の気迫に負けてまともな写真を撮ることが出来ません。



 岩の原ぶどう園 http://www.iwanohara.sgn.ne.jp/

 1890年(明治23年)、新潟のここ上越市で、
 日本のワインとぶどうの父「川上善兵衛」は岩の原 葡萄園をひらきました。
 国産ワインの歴史に多くの足跡を残し、
 幾多のワインコンクールで受賞の栄誉に輝いてきた「岩の原ワイン」の始まりでした。
 〔上記アドレスにある「岩の原葡萄園」のHPより引用〕














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素地 [社景]





 「越後 五智 居多神社」  其の四




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〔04〕


 散歩の終わり、
 この神社を訪れた時には、
 決まって池の鯉を眺めます。
 この日も鯉と戯れて帰ってきました。
 まだ残暑の気怠い朝の空気が漂っていたのを記憶しています。


 八月二十二日 朝 撮影


 一幕、二幕合わせて十七回、
 長いこと付き合いいただきありがとうございます。
 この後にはまた日々の雑多な写真で記事をお届けいたします。
 











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素地 [社景]





 「越後 国府 居多神社」  其の三




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〔01〕












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〔03〕


 八月二十二日 朝 撮影












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素地 [社景]





 「越後 五智 居多神社」  其の二




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〔04〕


 八月二十二日 朝 撮影


 この朝に撮影した写真、
 こうして並べて改めて見るとあることに気が付きました。
 結構文字を写真に撮っていること、
 先の第一幕の国分寺の十回目では、
 正に文字そのものを対象にした写真を撮りました。

 「越後 五智 国分寺」 其の十  http://wabi-sabi.blog.so-net.ne.jp/2010-08-23-9

 こうした写真に対する目、
 それが何を意味するのか自分でもよく分かりません。
 自分では気の付かない何かがあるのかもしれませんが、
 今は考える心のゆとりを持ち合わせていないため、
 まずは写真を撮ることが優先、
 ひたすら感じるままに写真を撮り続けて行きたいと思います。
 









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素地 [社景]





 「越後 五智 居多神社」  其の一




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〔03〕












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〔04〕


 八月二十二日 朝 撮影


 さて、散歩は国分寺から居多神社へと足を伸ばしました。
 神社は寺院とは違った雰囲気、佇まいがあり、
 神社の特有の意匠、空間に心惹かれます。
 そうした神社でいつもと変わらず同じ物体に目をやり、
 そこに存在する光に浮かび上がる光景を写し撮ります。












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素地 [寺景]





 「越後 五智 国分寺」  其の十三




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 八月二十二日 朝 撮影


 早朝寺院での散歩、
 帰り間際にまた千羽鶴のある祠の前に佇みました。
 そしてきたときと同じように千羽鶴の写真を撮りました。

 素地シリーズ一幕目最後に何かしら締めとなる写真を、
 そんな思いもありましたが、
 そう上手い運びとなる写真を撮ることは出来ませんでした。
 素のままというのが目的でしたから、
 この朝撮った写真をただ並べたいと思いたます。




    *



 国分寺、
 浄土真宗の宗祖である親鸞上人が越後に流されたときに滞在したとされる歴史を持つ寺で、
 松尾芭蕉が奥の細道で立ち寄ったされる地でもある地にありますが、
 よほど歴に詳しく傾倒している方でなければ、
 奈良や京都の観光寺とは違い、
 現在の境内には見て楽しむべ建物や庭などは無く、
 観光客の目を楽しませる事は出来ないように思われます。
 それでも興味を持たれた方は下記をご覧下さい。
 
 越後五智国分寺公式ホームページ http://www5c.biglobe.ne.jp/~etigo/
 
 新潟県WEB観光案内所 http://niitabi.ehoh.net/jyouetu/kokubun.html




    *



 本日でこの「素地」シリーズの第一幕が終わります。
 この朝、
 国分寺の境内を一通り回り歩いた後、
 すぐ近くにある越後一宮とされる居多神社を訪れました。

 この後は「越後 国府 居多神社」編をお送りします。
 「国分寺」編よりはずっと短いので、
 この朝の散歩にもうしばらくお付き合い下さい。










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素地 [寺景]





 「越後 五智 国分寺」  其の十二




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 八月二十二日 朝 撮影


 この朝の散歩を始めて既に一時間ほど境内を撮り歩きました。
 陽も徐々に高さを増し、
 歩き始めた頃に行き届かなかった境内のあちらこちらに、
 光を差し影を落とし始めました。

 訪れたときには平坦な光故、
 その色温度をその場の雰囲気として捉えるしか手立ての無かった仏様、
 帰り道でお会いした時にはそのお姿が深い陰影に浮かび上がっていました。

 光が変わるだけで写真も一変します。
 けれども私は待って撮る性格ではありません。
 その性格で捉えることの出来なかった光がたくさんあったことでしょう、
 けれでもその性格で出会うことのできた光もある、
 この日の朝も待つことなく歩いて出会った光です。










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