稲穂 [朝景]
〔01〕
〔02〕
〔03〕
連日猛暑日、真夏日が続いています。
今日も西日本では随分暑かったと報道されていましたが、
例年お盆を過ぎると朝晩涼しくなります。
朝起きたときに明け放した窓から涼を感じる空気が部屋の中に流れ込んでくる。
目覚めに耳にする蝉の声に代わって虫の声が主役となった。
部屋や車のエアコンの効きが少し早くなった。
空に沸き立つ雲に勢いが無くなった。
風呂上がりにはあれほど汗が吹き出していたのにタオルで拭き取れば何とか汗は納まる。
等々、
感覚を研ぎ澄ませればもっと感じるはずですが、
私でさえこれほどの夏の勢いが衰えを感じる今日この頃です。
今日の写真は台風四号が接近していた八月十二日の朝に撮影したもの、
五月に植えられた苗もしっかりと成長し、
確実に稲には穂が付き始め、
台風の生温い風にその身を揺らしていました。
もう一月もすれば秋の収穫を向かえます。
秋の気配を僅かながらに感じ取りつつ一週間を過ごし、
お盆も過ぎた今日、
また田んぼを眺めますと、
もっと稲穂はその身を伸ばし、
太らせていました。
何故だか今日は、
その姿を見て安堵するのでありました。