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晦日 [冬景]





平成二十五年、
大晦日の朝に撮った写真です。
撮影した日から一年五か月の日々が過ぎてしまいました。

四つ前の記事で、明けた元日の写真を記事にしましたが、
他にも埋もれていた写真がありました。
もしかすると他にも記事にし損なった写真があるかもしれません。
写真を保管しているハードディスクの容量が無くなってきたのを機に、
これまで漠然と保管してきた写真を、
これまでとは違った仕分け方で保管しようと思い立ったのが昨年の末、
幾つかのハードディスクに散らばっていた写真などのとりまとめ、
その仕事は捗らず、
それでもこの年末はたくさんの写真を撮っていたので、
そちらの写真整理も進みません。
週に一度、日曜日のブログ記事更新を欠かすと、
どんどん写真が溜まってしまいます。
そのような事情で、
今回はまた、撮影日が遡った写真記事です。




F 朝景 01.JPG
〔01〕


大晦日、
朝目を覚ますと空は晴れていたので、
撮影散歩に出掛けることにしました。
自宅前に停めてある車には霜が降りていました。
色温度の関係で青みが掛かった色合いが、
この日の寒さを表しています。
この冬も年末には積雪がありませんでした。
大晦日、元日と、
仕事も一段落していたので、
たくさん写真を撮ったことは良く覚えています。












F 朝景 02.JPG
〔02〕


霜の少し青みが掛かった白色と、
背景の黒いとの対比に心惹かれます。












F 朝景 03.JPG
〔03〕


黒い霜。
雪と同じく暗い色合いが好きです。












F 朝景 05.JPG
〔04〕


ガラスに張り付く霜はさらに冷たく感じます。












F 朝景 06.JPG
〔05〕


フロントガラスは霜というより、
氷に近いく一層冷やかです。














F 朝景 07.JPG
〔06〕


弱い朝陽の、
薄い紅色に染まり始めました。
散歩に出掛けます。












F 朝景 09.JPG
〔07〕


当てのない散歩です。
自宅裏の田んぼ道を歩きます。
北東の空には朝焼けの名残がありました。












F 朝景 10.JPG
〔08〕


南東の空には、
雲と青空が混じり合っています。
雲の色も黒色や白色が混ざり合っています。












F 朝景 12.JPG
〔09〕


僅かに湧いている雲、
広い空の一部を切り取ります。












F 朝景 14.JPG
〔10〕


柔らかさを感じる朝の空でした。












F 朝景 16.JPG
〔11〕


しばらく空を眺めていると、
太陽の光が強まってきました。
光りの変化を眺めるのが好きで、
止めどなく写真を撮ります。












F 朝景 18.JPG
〔12〕


光り輝く雲を主役に立てます。
いつもの写真の撮り方です。












F 朝景 20.JPG
〔13〕


光りの量を調整しながら、
何枚も写真を撮り、
自分の好みの光を探ります。













F 朝景 23.JPG
〔14〕


周辺の脇役たちの表情と、
主役の光の加減が難しいので、
同じカットでも露出を変え何枚も摂ります。













F 朝景 25.JPG
〔15〕


光りの具合が良くなってきました。
更なる変化を心待ちにします。












F 朝景 28.JPG
〔16〕


張りつめた心を、
少し休ませるための一枚。












F 朝景 30.JPG
〔17〕


空の変化を少し待ちます。
そろそろ太陽が顔を出すでしょうか。












F 朝景 32.JPG
〔18〕


雲と光が織りなす光景。
良い光と出会うことが出来ました。












F 朝景 35.JPG
〔19〕


雲の隙間を抜ける光、
その光にまた浮かび上がる雲も在り、
眺めていて飽きることがありません。












F 朝景 37.JPG
〔20〕


更に光を切り詰めて。
雲の輪郭を浮かび上がらせます。












F 朝景 40.JPG
〔21〕


実際の空はこのように暗くはありません。
撮影上の技術で思うように光を調節します。












F 朝景 42.JPG
〔22〕


空を眺めては、
様々な表情を見付けては楽しみます。
その空を、
自分の好きなように、
カメラを操作して撮り続けます。
そうした自分の空を蒐集して、
神社仏閣などの写真と共に、
時々振り返り写真を眺めています。












F 朝景 45.JPG
〔23〕


更なる変化を期待して待ちましたが、
太陽と雲は上手く噛み合わず、
このカットで撮影を終わりにしました。

空の写真を撮る事に夢中で、
歩いた距離は僅かで、
健康的な散歩にはなりませんでした。












F 朝景 48.JPG
〔24〕


帰宅すると、
車の上の霜は太陽の光を受けて輝いていました。
出発前に見た時とは違い、
その光の色合いに温かみを感じます。












F 朝景 49.JPG
〔25〕


引き締まった黒色に、
白や黄色に輝き出す霜。












F 朝景 52.JPG
〔26〕


良き散歩の締めに、
良い光景に出合うことが出来ました。
ブログの記事としても、
最初と最後に、
同じ被写体で組み立てることが出来ました。




 平成二十七年 十二月三十一日(木)撮影













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コメント 10

REE

おはようございます。
毎回、素晴らしい作品ですね。
寂光さんのような写真を撮ってみたい・私には無理ですけど。
by REE (2017-04-23 07:22) 

lamer

今日も崇高な感性と魂に会えて乾杯です。
by lamer (2017-04-23 15:10) 

icarus

一枚目に引き込まれてしまいました。
by icarus (2017-04-23 21:18) 

engrid

空の雲の、一刻一刻の動き
神々しい光と
魅了されます
by engrid (2017-04-24 00:41) 

馬爺

こうした霜も写してみて見るとアートを感じますね。
by 馬爺 (2017-04-24 14:08) 

aya

霜の輝きを見逃さない その感性が素敵です♪
by aya (2017-04-24 21:13) 

JUNKO

刻一刻と変わっていく、それを見守る寂光さんの鼓動までも聞こえてきそうです。ゆっくりそしてじっくり対象を見ているからこそ見える世界ですね。
by JUNKO (2017-04-25 20:06) 

kohtyan

大晦日の空を撮られた17枚の写真、雲と光の変化を
たいへん興味深く拝見しました。
by kohtyan (2017-04-26 09:55) 

SILENT

表現で探し求めた世界や、思いがけない世界に出逢えるのは、素晴らしいことですね。想いを深める世界本当に大事な世界と感じます。
by SILENT (2017-04-27 21:30) 

そらへい

今では懐かしく思える季節になってきましたが
霜の朝は好きです。
でも、私が撮る霜は植物を覆うものが殆どで
このように霜そのものを撮ったものはありませんね。
いろいろな撮り方、見つめ方があるのですね。
by そらへい (2017-04-30 21:33) 

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