山寺 [旅景]
山寺 その二 「山門まで」
前記事最後の写真にある鳥居は、
山寺日枝神社参道入口にあります。
本来の山寺登山口は土産物店や宿屋が立ち並ぶ道を、
もう少し先に行った所から始まるのですが、
五大堂へ向かうには近道となる神社の参道を進みました。
その朝、出発した時は薄晴れでしたが、
次第に雲が空を覆い、
写真屋泣かせの至って平坦な曇り空となってしまいました。
道中半ばは写真を撮ることを諦めていましたが、
山形県内を列車が走るに連れ、
雲が解け、太陽が顔を出すようになりました。
本記事の一枚目の写真は、
写真を撮る気にさせる光加減になってきた喜びを感じて撮った写真です。
テレビで見知っている山寺の風景に、
この日の光の具合を重ね合わせ、
これから出会うであろう光景を頭の中で描きながら歩き始めました。
〔01〕
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松尾芭蕉 像
〔03〕
河合曾良 像
〔04〕
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〔10〕
十月十九日(土) 撮影
日枝神社の参道を登り詰め、
左へ曲がれば五大堂へ通ずるのですが、
一旦右に折れ根本中堂へ立ち寄りました。
本記事の写真はその根本中堂から山門までの間に撮った写真です。
この道を歩いていると、
上方から突然大きな音が落ちてきました。
一瞬辺りの空気が緊張しました。
脇を振り向くと三頭ほどの猿がいました。
この辺りの登山道にも土産物屋が数件あり、
店先では「力こんにゃく」を鍋で煮ています。
人通りがあり、食べ物の匂いに誘われて山を降りてくるのでしょうか、
思わぬ珍客に少々驚きましたが、
けれども、こちらは写真を撮ることに気が行っていまして、
猿には何も反応することが出来ませんでした。
猿は何をするという事もなく、
また山の中へ消えていきました。
ご訪問ありがとうございます。
by hatumi30331 (2013-12-09 19:58)