境内 [社景]
春日山神社 朝景 その一
〔01〕
神社へと続く道の両側に立つ杉並木、
空を覆うように枝葉が繁ります。
神域へ向かうこうした空間に身を置き、
その空気を深く吸い込めば、
日常の雑多な諸事に乱れた心が静まります。
〔02〕
鳥居に設えられた「紙垂」と「〆の子」、
背景の深い緑色の杉木立に、
紙垂の白さが一際引き立ちます。
ここを越えれば神域、
静かに歩みを進めます。
〔03〕
手水舎に下がる紙垂、
〔04〕
手水舎の水盤で手と口を清めますが、
作法が身に付かずいつも流れるような動きにはなりません。
〔05〕
水盤を覗き込めば、
木々の枝葉が映っています。
〔06〕
朝の空気に溶け込むように社殿が鎮座します。
〔07〕
拝殿の屋根を見上げます。
空に突き出した千木と木々の枝が空を覆います。
〔08〕
朝は訪れる人も居ず、
境内は静まり返り静寂そのもの。
〔09〕
注連縄の意匠。
〔10〕
こうした意匠の持つ意味はよく分かりませんが、
その姿、形、色に心惹かれます。
〔11〕
鈴緒、
その擦り切れは人々の願いの数を物語ります。
〔12〕
その願いが叶うかどうか、
御神籤で確かめた痕跡。
〔13〕
境内に五月の椿、
〔14〕
そして、
五月の紅葉。
〔15〕
やがて一組の親子が訪れ参拝していました。
懸命な願い事、
二つ並んだその背中に
真摯な気持ちが表れていました。
〔16〕
神社での朝のひと時を過ごし、
清々しい心を得ました。
今一度境内を振り返り静かに辞します。
五月七日(土) 撮影
上杉謙信が居城した春日山城、
城が築かれた春日山の中腹にある神社です。
この朝撮影目的で出掛けました。
久しぶりに神社で腰を据えて写真を撮りました。
神社仏閣での撮影は、
厳粛な空気を汚さないよう心掛けていますが、
自分では気付かない不手際もあるでしょうから、
気を緩めることなく静かに、
他の参拝者に迷惑を掛けないよう撮影しなければなりません。
この朝撮影した春日山神社の写真は数回に分けて記事にします。
更新間隔はかなり開くと思いますが、
気長にお付き合い下さい。
荘厳な神社ですね
こういうところにはついつい惹かれてしまいます
by COLE (2011-07-03 12:56)
もう何年も行ってないなぁ~
こんなに荘厳な神社だったっけ?(笑)
by ベアトラック (2011-07-03 13:54)
「朝の空気に溶け込むように社殿が鎮座」
見事に表現しされてますね。
おみくじもあの向きで撮るのは大変でしたでしょうね。^^)
by NsHome (2011-07-03 18:11)
寂光さん こんばんは
>日常の雑多な諸事に乱れた心が静まります。
最近忙しくて、のんびりという時をあまり過ごしていません。
落ち着いた雰囲気に私の心も鎮まる思いがしました。
by スマイル (2011-07-03 19:45)
6枚目、神々しいお写真ですね。
椿が美しいこと!! 時々写していらっしゃるお花が
好きです! とても新鮮です♪
by aya (2011-07-03 20:33)
黒の中の赤がとっても印象的です!
ご無沙汰して、すいません、、、
by cjlewis (2011-07-04 01:36)
印象的な素晴らしい世界をみせていただきました。
by katakiyo (2011-07-05 21:20)
神社やお寺の風景は
心に沁みます。寂光さんならではの世界だと
個人的にかってに思っております・・(笑)
鳥居に設えられた「紙垂」と「〆の子」って言うんですね。
あの下をくぐるときいつも緊張します。
by zak (2011-07-05 22:56)